Anker Soundcore Life P2 Miniを実機購入したので率直な感想をレビューします。
音質は全体的に軽めで、下手をするとワイヤレスイヤホンはこんなものか、と思われてしまいそうです。
しかしながら、価格で見ると、近年のエントリークラスからミドルクラス入門、つまり5,000円から10,000円台のラインナップが多い中、アンダー5,000円で買えるイヤホンとしての造りはAnkerだけにしっかりしていました。
ただ、期待し過ぎて買うと後悔するポイントもあり、そこはやはり価格相応だなという印象。
音質や機能性に期待せず、サブ機や初めてのワイヤレスイヤホン用にちょうど良い一台でした。
【実機】Anker Soundcore Life P2 Miniを開封
まずは、Anker Soundcore Life P2 Miniを開封していきましょう。
こちらが、Anker Soundcore Life P2 Miniのパッケージです。
Anker Soundcore Life P2 Miniの同梱物はシンプルな構成でした。ここは価格しかりといったところですね。
こちらがAnker Soundcore Life P2 Miniケースです。
こちらがAnker Soundcore Life P2 Miniイヤホンです。まだ絶縁体取ってませんでしたね。
Anker Soundcore Life P2 Miniは小柄な個体なので、大き目のイヤホンが嫌だという方にもおすすめです。
Anker Soundcore Life P2 Miniは表面がノングレア調の仕上がりでした。
ピンぼけしちゃってますね。
Anker Soundcore Life P2 Miniをレビュー♪
それでは、Anker Soundcore Life P2 Miniの音質や機能面を実機レビューしていきます。
低音の迫力は想定内？3つのイコライザーモードで音質をカスタマイズ
Anker Soundcore Life P2 Miniは、10mmのドライバーを搭載し、価格帯を超えた低音のパワフルさを実現。
EDMやロックなど、重低音が効いた音楽を楽しむのに最適なチューニングがされています。
高音の抜け感はなく、低音も人によってはこもっていると感じる可能性がある点には注意が必要です。
元々Ankerのイヤホンは低音が強く作られている傾向があり、低価格帯のAnkerイヤホンは低音がこもり気味な印象。
これをもって低音が強いと捉えている方もいれば、全体がこもって聞こえると捉えている方もいます。
どちらが正解という問題ではなく好みの問題となります。
Anker Soundcore Life P2 Miniには、3種類のイコライザーモードが搭載されているのも特徴の一つです。
イコライザーが搭載されているので、音質をある程度、好みに近づけることができます。
私はイヤホン本体の生の音色が好きなので、基本イコライザーでの調整はしません。
Anker Soundcore Life P2 Miniのイコライザーでは、 バランスの良い音質が特徴の通常モード。
迫力のあるベースサウンドの低音強調モード。
人の声がクリアに聴こえるボーカルモードの三種類があります。
映画鑑賞時にはボーカルモードにすると、セリフがくっきり聴こえて没入感がアップするなど、使い分けも重要になってきます。
ですが、ワイヤレスイヤホン初心者さんであれば、わざわざイコライザーで味変させる必要もないので、基本はデフォルトのモード設定のままで大丈夫です。
Anker Soundcore Life P2 Miniが凄いのは、自分の好みに合わせて音質をカスタマイズできるイコライザーモードをこの価格帯で搭載しているのがとっても珍しいんです。
アンダー5,000円でイコライザーモード搭載モデルを探している方にもおすすめです。
音質について補足です。
Anker Soundcore Life P2 Miniの高音域の伸びはやや弱めになっています。
特にクラシックやジャズなど、繊細な音の表現力を求めると、若干物足りなさを感じるかもしれないので注意しましょう。
やはり価格なりなところがあるのは否めないので、サブ機やながら聴き用イヤホンという位置づけがメインになるイメージです。
Anker Soundcore Life P2 Miniのイコライザーが変わらない？
Anker Soundcore Life P2 Miniのイコライザーは22種類あります。
イコライザーをかけたけど音質が変わらないという方は、Anker Soundcore Life P2 Miniの操作方法をもう一度確認してみてください。
それでもイコライザーの補正がかかっていないと思われる場合には、初期不良等の可能性があるので、一度Ankerのカスタマーサポートへ問い合わせましょう。
Anker Soundcore Life P2 Miniのノイキャンはある？
Anker Soundcore Life P2 Miniは徹底的に機能を省いた低価格ワイヤレスイヤホンのため、ノイキャンはついていません。
ノイキャン付きのイヤホンが欲しい方は大体5,000円以上のイヤホンを見つけましょう。
気を付けていただきたいのが、同じノイキャンでも騒音を消すレベルが価格帯によって全然違います。
例えば、ビクターのノイキャン搭載エントリーモデルは7,000円ほどします。
これは音質が良いのですが、ノイキャンの精度、つまりノイキャンの強さはかなり弱く、ノイキャンを実感できない可能性があります。
同じイヤホンメーカーでも、EarFunやSOUNDPEATSなら同価格帯でノイキャンの強いモデルを出しているので、二社を検討してみるのも良いでしょう。
Anker Soundcore Life P2 Miniのノイズキャンセリングのやり方
前述の通り、Anker Soundcore Life P2 Miniにはノイズキャンセリングは搭載されていません。
もしかしたら、通話用のAIノイズリダクションを見て、ノイキャン搭載モデルと勘違いしてしまったのかもしれません。
残念ですが、どうしてもノイキャン搭載モデルが良いという方は、別モデルの購入を検討してください。
Anker Soundcore Life P2 Miniの外音取込機能はある？
Anker Soundcore Life P2 Miniには外音取込機能はありません。
ノイキャンもないので、ある意味自然と外音が入ってきます。
Anker Soundcore Life P2 Miniのバッテリーもち
ワイヤレスイヤホンを選ぶ上で重要なポイントの一つがバッテリーもちですが、Soundcore Life P2 Miniはこの点でも圧倒的なコスパを発揮しているといっても過言ではありません。
まず、Anker Soundcore Life P2 Miniはイヤホン単体で最大8時間連続再生が可能です。
これだけで、東京、博多間の片道分は新幹線で移動できます。
充電ケースを併用すれば最大32時間のロングバッテリーを実現。
近年はロングバッテリー化が著しいものの、Anker Soundcore Life P2 Miniは小型にもかかわらず、このロングバッテリーを実現している点が素晴らしいんですよ。
バッテリーは通常、ロングになればそれだけ容量が必要なので物理的に大きくなってしまいます。
イヤホンケースもそうですし、イヤホン自体も大型化する傾向にあります。
ですが、Anker Soundcore Life P2 Miniはコンパクト、軽量でロングバッテリーを実現しているので、驚異のバッテリーもちといえるんです。
Anker Soundcore Life P2 Miniは、1日2・3時間の使用なら、1週間近く充電なしで使える計算になります。
さらに、急速充電に対応しており、10分の充電で1時間の再生が可能というのも評価ポイントですね。
忙しい朝でも、ちょっとした充電時間でほぼ1日快適に使えるのは嬉しいポイントです。
超軽量デザイン、快適なフィット感
開封した瞬間、これ、本当にイヤホンなのか、と思うほどの軽さに驚かされました。
イヤホン本体はたった4.4g、ケースを含めてもわずか47g。これまで使っていたイヤホンとは次元が違う軽さです。
装着感も非常に快適で、長時間つけても耳に負担を感じにくい設計になっています。
通勤・通学で長時間イヤホンを使用する人には、この軽量感が大きなメリットになるでしょう。
ただし、内側は光沢のあるプラスチック素材のため、細かい傷がつきやすいのが少し残念なポイントです。
カバンの中で鍵やスマホと一緒に入れておくと、短期間で細かな傷が目立つようになってしまいます。
ですが、傷がついてなんぼという考え方もあります。
受験勉強中の教科書のように、ボロボロになるまで使い倒してあげてこそ、イヤホンにとっての本望といえます。
通話品質 – AIノイズリダクション搭載でクリアな音声
Soundcore Life P2 Miniには、この低価格にも関わらずAIノイズリダクション機能が搭載されています。
そのため、通話時の周囲の雑音を自動で低減してくれるんです。
通常はエントリーモデルでも5,000円から10,000円程度のクラスからAIノイズリダクションがある印象ですが、Ankerはアンダー5,000円クラスにAIノイズリダクションをぶち込んできた、という印象ですね。
室内通話では非常にクリアな音質で、相手にも声がしっかり届きます。
これはある意味では当然です。
屋外ではノイズリダクションが過剰に働く場面も見受けられ、強風時に声が途切れることがあります。
オフィスや自宅でのリモートワークには最適ですが、屋外での長時間通話の際には、通話する場所に配慮したほうが、相手方に迷惑をかけなくて良いでしょう。
Anker Soundcore Life P2 Miniのマイクはどこ？
有線イヤホンだとマイクがコードにくっついているので分かりやすいのですが、ワイヤレスイヤホンはマイクがどこにあるのか、一見して分かりませんよね。
基本的に、マイクはイヤホンと一体化しているので、スマホとBluetoothで接続した状態で通話を開始すれば、自然とマイクが音を拾ってくれます。
たまに、スマホ側の音声設定がイヤホン以外を選択していることがあるので、その際はイヤホンに切り替えてあげることで対処可能です。
タッチセンサー搭載！ただし操作には慣れが必要
イヤホン本体にはタッチセンサーが搭載されており、タップ操作で再生・停止・音質変更などをコントロールできます。
イヤホンのタッチ操作は、はじめ慣れないと使いづらいと感じてしまうポイントの一つです。
ですが、すべての操作を覚える必要はなく、例えば、最低限、ボリュームのアップダウンだけ覚えるというのでも良いんです。
使っていくうちに使う機能が限られていることに気づくと思います。
それからタッチ操作を覚えても良いでしょう。
Anker Soundcore Life P2 Miniは、タッチ感度がやや高めで、最初は意図しない操作をしてしまうことがあるかもしれません。
この点は注意が必要ですね。
操作するつもりがなく、ちょっと耳の位置調整をしようと思って触っただけで、タッチ操作と誤認識される可能性があります。
1・2週間ほど使って慣れれば問題ありませんが、初めての人は戸惑うポイントといえます。
Life P2 Miniの総合評価は価格以上の価値を実感できる高コスパイヤホン！
Anker Soundcore Life P2 Miniは、5,000円以下のイヤホンでは間違いなくトップクラスのコスパを誇るモデルです。
特に、低音重視の音楽を楽しみたい人、長時間装着したい人、初めてワイヤレスイヤホンを使う人には最適な選択肢となります。
一方で、高音質を求める方や、デバイスを頻繁に切り替える人は、上位モデルの検討をおすすめします。
また、既に同価格帯のイヤホンを使っていて、これからワンランク上のイヤホンを使ってみようかと思っている方や、一気にハイエンドクラスを使ってみたいという方は、Anker Soundcore Life P2 Miniではなく、他の機種を選んでみてください。
現状、最高峰と呼べるのはテクニクスの最上位モデル、EAH-AZ100です。EAH-AZ100レビュー記事をご覧ください。
⇒【実機】テクニクスEAH-AZ100のレビューと評判♪意外と低音がグッとくる透明度抜群の最高級イヤホン
また、イヤホンは一般ごみでは捨てられない厄介なアイテムです。
せっかくなら宅配買取という選択肢も検討してみてください。
e☆イヤホンでは宅配買取もしていますよ。
⇒e☆イヤホン
Anker Soundcore Life P2 Miniのデメリット
Anker Soundcore Life P2 Miniの考えらえるデメリットは以下の通りです。
×高音域の伸びはやや弱め（クラシックやジャズには不向き）
×マルチポイント非対応でデバイス切り替えがやや面倒
×タッチ操作の感度が高く、慣れが必要
Anker Soundcore Life P2 Miniのデメリット
Anker Soundcore Life P2 Miniのメリットは以下の通りです。
・長時間装着しても疲れない超軽量設計
・10mmドライバー搭載で迫力のある低音
・3種類のイコライザーモードで音質を自由にカスタマイズ
・最大32時間のバッテリー＆急速充電対応
・Bluetooth 5.2で安定した接続＆スムーズなペアリング
Anker Soundcore Life P2 Miniの口コミ・評判をレビュー♪
それでは、Anker Soundcore Life P2 Miniの口コミ、評判を見ていきましょう。
フィット感を重視して購入。フィット感が良いとのレビューが多かったので買ってみたが正解でした。かなり良い感じです。他のメーカーで耳に合わないイヤホンを最近購入してしまい、その点が不安でしたがアンカーは私の耳にフィットしたようです。音は悪くないです。価格からすればかなり良いほうかもしれません。コスパはかなり良い。ノイキャンがついてたら言うことはないけど。
引用元：Amazon”Anker Soundcore Life P2 Mini”レビューより
イヤホンのフィット感は難しいですよね。
一番は実店舗で試しに装着させてもらうことですが、リアル店舗が近くにない場合などは、えいやで買うしかありません。
私も結構な数のイヤホンを買ってきて、高級イヤホンといわれる部類でフィット感が得られずお蔵入りになったものも多数あります。
その点、Anker Soundcore Life P2 Miniならお値段も安いですし、フィット感重視のイヤホンなので、思い切って買うことができます。
若干音が小さめ。若干こもり気味。超クリアな音質とはいえない。
でも安いし価格的には全然満足。
充電の持ちもすっごい良いし、ゲームにも音楽にも○
ベージュは目立ちにくくてコーデの邪魔にもならない。
重低音ガンガン聞きたい人には不向き。
引用元：Amazon”Anker Soundcore Life P2 Mini”レビューより
こちらのレビュアーさんは理想としている音質とは違っていたものの、お値段相当として高評価をつけていました。
これもイヤホンの難しいところで、重低音が効いているといった場合の意味合いが若干異なります。
人によっては厚みを表現していたり、人によっては音圧のことを言っていたり、かと思えば、こもって聴こえるのを重低音と勘違いしていたりと様々です。
Anker Soundcore Life P2 Miniはお値段相応な音作りなので、その点を踏まえて買えばコスパが良いです。
Anker Soundcore Life P2 Miniが片耳しか聞こえないときの対処法
ワイヤレスイヤホンは取り出しに失敗すると、片耳だけしかペアリングされないという現象が稀に起こります。
これはミドルからハイエンドクラスまで同じように起こる現象なので気にしないようにしましょう。
この片耳しか聞こえない現象が起こってしまった場合には、一度、イヤホンケースへ戻して、再ペアリングをしてみてください。
それでもダメな場合は一度、初期化してみましょう。
Anker Soundcore Life P2 Miniで通話できないときの対処法
Anker Soundcore Life P2 Miniで通話できないときの対処法としては、スマホの通話設定を見直すことが第一です。
もう一つはペアリングが正常にできているかですね。
これらがクリアでも尚、通話ができない場合には、イヤホンの再ペアリングや初期化を試してみてください。
【実機】Anker Soundcore Life P2 Miniレビューと評判♪驚異のコスパ＆軽量設計のワイヤレスイヤホン入門機まとめ
今回は、Anker Soundcore Life P2 Miniを実機レビューしました。
Anker Soundcore Life P2 Miniは、アンダー5,000円で手に入るワイヤレスイヤホンの中では、圧倒的なコストパフォーマンスを誇るモデルでした。
特に軽量設計、迫力のある低音、安定したBluetooth接続、最大32時間のロングバッテリーなど、価格以上の価値を提供してくれる点は大きな魅力です。
しかし、ノイズキャンセリング非搭載、高音域の伸びの物足りなさ、マルチポイント非対応といった点もあるため、音質にこだわる人や複数デバイスを頻繁に切り替えて使う人には、もう少し上位のモデルを検討するのがおすすめです。
とはいえ、初めてワイヤレスイヤホンを試したい人、通勤・通学用のサブ機として使いたい人、気軽にワイヤレスの便利さを体感したい人には最適な選択肢といえるでしょう。
価格を考えれば十分満足できるモデルなので、とにかくコスパ重視でワイヤレスイヤホンを探しているという方は、一度試してみる価値アリです。