オーディオ業界の巨人Boseが誇る完全ワイヤレスイヤホンQuietComfort Ultra Earbuds。
その名の通り、業界トップクラスのノイズキャンセリング性能と、Boseならではの重厚な低音を兼ね備えたハイエンドモデルです。
今回の記事では、Bose QuietComfort Ultra Earbudsを実際に開封し、デザインや付属品を詳しくチェック。
さらに、通常の音質、ハイレゾ対応のaptX Adaptiveのサウンド、イマーシブオーディオ、ノイズキャンセリング性能など、実際の使用感を徹底的にレビューしていきます。
Boseファンならずとも気になるこのイヤホン、実力のほどはどうなのか。
初めてのハイエンドイヤホンとしてもおすすめできるのか。
じっくりと検証していきます。
【実機】Bose QuietComfort Ultra Earbudsを開封
まずは、Bose QuietComfort Ultra Earbudsを開封していきましょう。
こちらがBose QuietComfort Ultra Earbudsのパッケージです。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのパッケージはエコ配慮型ですね。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの同梱物一式です。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのケースは思ったより大きかったです。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsケースの背面ですが、ここについているボタンは良く使います。
こちらも付属品です。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsイヤホンがこちら。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsはイヤホンを取り出しにくいと感じました。
Boseのロゴが目立ちますね。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsをレビュー♪
それでは、Bose QuietComfort Ultra Earbudsの音質や機能性をレビューしていきます。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの通常音質
QuietComfort Ultra EarbudsをiPhoneで聴いてみました。
さすが、Boseのハイエンド機とだけあって重低音の厚みが素晴らしいです。
これがAACコーデックなのかと驚いてしまうほど重低音がクリアなのに厚みがしっかりあるんです。
しかも質量を感じさせる重低音はBoseだからこそという印象。
また、QuietComfort Ultra Earbudsは重低音に気がいきがちですが、中高音域も結構クリアな音色をしています。
気持ち、重低音に埋もれ気味ではありますが、ボーカルの淀みない歌唱、伴奏の透明度からはQuietComfort Ultra Earbudsのポテンシャルを感じさせてくれます。
現状、実売価格が約30,000円まで下がってきていることを考えると、初めてのハイエンドイヤホン入門という位置づけにしても良いかもしれません。
QuietComfort Ultra Earbudsの対応コーデックは、SBC、AAC、aptX Adaptiveです。
ハイレゾはaptX Adaptiveのみの対応となる点は注意が必要です。
大抵、LDAC対応モデルが多いのですが、今回はaptX Adaptiveのみです。
したがって、iPhoneだけでなく、アンドロイド端末との相性が良いですね。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのハイレゾ音質
続いて、Bose QuietComfort Ultra EarbudsでaptX Adaptiveのハイレゾ音源を聴いてみました。
今までBoseって低音に強いメーカーでしょ、くらいに思っていました。
ですが、ソニーや中高音域に強いメーカーほどではありませんが、ハイレゾクラスになると中高音域の艶やかな音色が、Bose特有の質量感を感じる低音とともに優雅に聴こえてきます。
誰か知りませんが、昔はBoseの音が好きだという人間は耳が悪いと言われていたそうですが、Boseの音質、全然悪くないですよ。
ソニーハイエンド機と比較すると、確かに中高音の伸びやかさは足りません。
もっと高音が欲しいなと感じてしまう側面は否定しがたいんですよね。
ですが、重低音と相まって全体的にマイルドな音色になったのは驚きでした。
もちろん、聴いた曲がボレロだったので、そのあと、JPOPを聴いたらしっかりした低音がバスバス流れていましたが、曲によってはBoseの特徴をより活かした演奏や歌を楽しめるのが非常に嬉しいですね。
他社ハイエンド機と違って、Bose QuietComfort Ultra Earbudsは比較的買いやすい価格まで落ちてきているので、初めてのハイエンドイヤホンに最適です。
何よりノイキャンめっちゃ強いです。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのイマーシブオーディオ
QuietComfort Ultra Earbudsはイマーシブオーディオに対応しています。
イマーシブというのは没入型音響体験のことで、立体音響のことを言います。
Boseのイマーシブオーディオは個人的に完成度がかなり高いと思っていて、通常音質からイマーシブモードにすると、まさにコンサート会場のど真ん中で音楽を聴いているかのような錯覚に陥るほど、立体感が増します。
それでいて、他社のイマーシブモードにありがちな音の歪みや凸凹感がとても少なく、ずっと聴いていられる音色なんです。
本当に没入してしまいそうなほど、出てこれなくなってしまうほどに立体感、豊かさのある音色になるので、QuietComfort Ultra Earbudsを購入したら一度はイマーシブオーディオを試してみてください。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのノイキャン性能
QuietComfort Ultra Earbudsのノイキャンは非常に強力です。
初めて装着した時は耳がつまったかと思うほど強烈な無を感じました。
大げさな表現に聞こえるかもしれませんが、一瞬平衡感覚を失いかけたほどです。
これだけのノイキャン性能が出せるのは、純粋にノイキャンの性能が高いということもありますが、QuietComfort Ultra Earbudsの形状にもあります。
QuietComfort Ultra Earbudsは大きなバッヅ形状をしていて、耳の中を全て覆う形状をしています。
通常はカナル型のイヤホンのみしかついてきませんが、QuietComfort Ultra Earbudsには、スタビリティバンドという、耳へのフィット感、隙間をふさぐオプションパーツのようなものがついています。
これがあるために、物理的な遮音性も向上しているんです。
したがって、QuietComfort Ultra Earbudsのノイキャンが強いのは、ノイキャンの能力と物理的な耳栓効果が強力にマッチした結果ということになります。
ノイキャン派は一度経験してしまうとBose以外のノイキャンに移れなくなるほどクセになります。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの外音取込機能
QuietComfort Ultra Earbudsの外音取込モードは非常に自然な音を再現してくれます。
QuietComfort Ultra Earbudsを装着して、妻と会話してみましたが、横から子供が入れてくる横やりも全部拾うだけでなく、再現性の高い声が耳に再生されます。
さすがハイエンド機と思わせてくれる機能でした。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのバッテリーもち
QuietComfort Ultra Earbudsのバッテリーもちは、イヤホン単体では6時間もちます。
イマーシブオーディオを聴いている時は最大4時間と短くなります。
ケースを使うと、一回のフル充電で3回分は充電が可能とのことなので、単純計算するとイヤホンとケース併用で合計24時間程度のバッテリーがあることになりますね。
また、急速充電にも対応していて、20分の充電で約2時間の音楽再生が可能になっています。
QuietComfort Ultra Earbudsはイヤホンとしてはかなり大型なタイプといえるのですが、バッテリーもちはそこまで長くはないなという印象ですね。
おそらくですが、その分、ノイキャンなどの機能性に必要なパーツが組み込まれているのかなと思っています。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsはワイヤレス充電非対応
Bose QuietComfort Ultra Earbudsはワイヤレス充電には非対応です。
この点は今後、改良される可能性があります。
また、Boseの純正ケースカバーを使うとワイヤレス充電が可能になるそうです。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの通話、マイク性能
QuietComfort Ultra Earbudsの通話、マイク性能も非常にクリアでしっかり音声を拾って届けてくれます。
ノイジーな感じもしなかったので、音楽からオンライン会議までオールマイティにこなせる一台です。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsはイヤホン片方だけの再生も可能
QuietComfort Ultra Earbudsはイヤホン片方だけの再生も可能です。
人によっては長く音楽を聴いていたいということで、イヤホンを片耳だけ装着する方もいますよね。
そうすれば、QuietComfort Ultra Earbudsのバッテリーが最大6時間だったので、12時間聴き続けることができます。
また、外音取込機能だと不安ということで、片耳だけあけておきたいという方もいます。
そういった用途に使えるように、片耳のみの再生に対応しています。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsはカラバリが豊富
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは思いのほか、カラーバリエーションが豊富です。
私はブラックを選びましたが、ブラックは耳垢などの汚れがものすごく目立つので、他のカラーにした方が良いです。
個人的にはこの点を後悔しています。
Boseなら黒でしょ、と思って買ったんですが。
その他のカラーとしては、60周年記念モデル Diamond Collection、ホワイトスモーク、ムーンストーンブルー、ルナブルーとあります。
60周年記念モデルがいつまでの発売なのかが読めませんが、ホワイト系統のカラーリングです。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのホワイトスモークも捨てがたいですね。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの口コミ・評判をレビュー♪
次に、Bose QuietComfort Ultra Earbudsの口コミ、評判を見ていきましょう。
初期のAirPodsからの買替えです。
ワイヤレスイヤホンも進化してますね。
初ノイズキャンセルに衝撃でした。こんなに雑音多かったんかと思うほど周囲の音が入ってきません。
音の立体感も段違いでした。アプリで更にEQなど設定ができる様なので楽しみです。
私の個体は今のところ接続が安定していて、他の方のレビューにあるノイズもないです。
引用元:Amazon”Bose QuietComfort Ultra Earbuds”レビューより
初ノイキャンに限らず、Boseを使うと今までのノイキャンがいかに弱かったのかが分かります。
その分、気を付けて歩いたり行動しないといけないので、その点は気をつけましょう。
Fit KitはMサイズが装着されて届きます。
私は基本イヤホンは安くても使えたらいいやの人間でした。なのでいつも使っているイヤホンは1000円いかないものでした。また、耳の穴が小さいのか耳に入れるタイプはあわず、イヤーカフ型を使っていましたが周りの音で音楽が聞こえないことも多く数ヶ月悩んだ末、ノイキャンと音響がすごいと言われるboseを購入。割引中で34000円で購入しました。
ほんとにすごいのかと思いながら耳に装着したところ、今までどんなイヤホンでもハマらなかった私がフィット!もうここでハマったと感動(T ^ T)
音もクリアすぎて最初音楽を流した時『え、』と戸惑いましたw
低音が強いboseということですが、かなり素晴らしいです。しっかり低音も出ており高音に負けてないです!
モードもいくつかありライブ感覚で聞くこともできます!
boseが値段でこんなにも変わることを教えてくれてほんとに買ってよかったと思いました!あと、しっかりと1音1音聞こえるため歌が上手くなりましたw
上手くなりたい方オススメですw
引用元:Amazon”Bose QuietComfort Ultra Earbuds”レビューより
とても特徴的なレビューで面白いですね。
一音一音がしっかり聴こえるのは、Boseだけに限らず、各社のハイエンド機なら大抵聴こえます。
その中でもクオリティが一番高いと思われるのはテクニクスのEAH-AZ100です。
詳細は、EAH-AZ100レビュー記事をご覧ください。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのペアリング方法
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのペアリング方法は簡単です。
ケース背面にボタンがあるので、そちらを押します。スマホ側でBose QuietComfort Ultra Earbudsを選択。
接続済みと表示が出れば完了です。
接続が上手くいかないなと思ったら、とりあえず背面のボタンを押したり、長押ししたりしましょう。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの初期化方法
Bose QuietComfort Ultra Earbudsを初期化したいと思うときもありますよね。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsの初期化方法はケース背面のボタンを30秒間押し続けるだけです。
ステータスランプが数回点滅を繰り返し、青で点滅が終了すれば初期化終了です。
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのデメリット
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのデメリットはこちらです。
×バッテリー持ちがやや短い
×ワイヤレス充電非対応
×イヤホン本体がやや大きめ
×aptX Adaptiveのみ対応(LDAC非対応)
×低音が強めのため、フラットな音を好む人には向かない
×価格が高め
×ノイキャンが強すぎて圧迫感を感じる人も
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのメリット
Bose QuietComfort Ultra Earbudsのメリットがこちらです。
〇業界最高クラスのノイズキャンセリング性能
〇重厚な低音とクリアな中高音
〇イマーシブオーディオで立体音響を実現
〇フィット感が抜群に良い
〇片耳再生が可能
〇高性能マイク搭載でクリアな通話品質
〇急速充電対応
〇カラーバリエーションが豊富
【実機】Bose QuietComfort Ultra Earbudsレビューと評判♪BOSEのノイキャン最高でiPhoneユーザーなら必聴!まとめ
Bose QuietComfort Ultra Earbudsは、その名の通り極上の静寂と音響体験を提供するワイヤレスイヤホンです。
特に強力なノイズキャンセリング性能は、初めて使う人なら間違いなく驚くレベル。
周囲の雑音をしっかり遮断し、音楽の世界に没入できます。
また、Boseならではの重厚な低音に加え、aptX Adaptiveによる高解像度サウンドも楽しめる点が魅力。
さらにイマーシブオーディオによって、まるでコンサートホールの中央にいるかのような立体的な音響体験も可能です。
一方で、ワイヤレス充電非対応、バッテリー持ちがやや短いなどのデメリットもありますが、それを補って余りある音質の豊かさ、フィット感、外音取り込み機能の自然さがあります。
とにかく最高の音質とノイキャン性能が欲しいという方には、間違いなくおすすめの一台。
Boseならではの音響技術を詰め込んだQuietComfort Ultra Earbuds、ぜひ一度体験してみてください。
⇒e☆イヤホン

同じく、神機といえば、テクニクスの最上位モデル、EAH-AZ100が挙げられます。
EAH-AZ100レビューはこちらの記事をご覧ください。
⇒【実機】テクニクスEAH-AZ100のレビューと評判♪意外と低音がグッとくる透明度抜群の最高級イヤホン