今回は、1MORE Q20をメーカー様より実機提供いただきました。
1MORE Q20は、1MOREの中でもコスパ重視のイヤホンで、さらにトリッキーな仕掛けが施されている面白いイヤホンでした。
音質は1MOREらしく、インパクトさや低音パートは落ち着いているものの、全体の調和としては、落ち着いた音色で聴き疲れしない点が特徴。
ゲームモードも搭載した高コスパイヤホンでした。
1MORE Q20イヤホンを開封
まずは、1MORE Q20を開封していきましょう♪
こちらが1MORE Q20イヤホンのパッケージ表面です。
こちらが1MORE Q20イヤホンパッケージ裏面です。
こちらが1MORE Q20の同梱物一式です。
今回のは充電ケーブルが付属していないようでした。
こちらが1MORE Q20イヤホンケースです。
1MORE Q20ケースの裏面です。
こちらが1MORE Q20イヤホンを開封したところです。
なんだかインナーイヤータイプに見えなくもないフォルムが気になります。
1MORE Q20イヤホンがこちら。
ちょっとピンボケしてしまってますね…。
見た感じプラスチック感があるように思います。
1MORE Q20イヤホンの内側はグレア調になっていました。
大抵、ロゴなどがあるスティック部分にもロゴがありません。
1MORE Q20イヤホンはちょっと独特のフォルムをしています。
それもそのはず、実はイヤーチップを外すとインナーイヤータイプになる二刀流イヤホンだったんです!
こういうモデルは初めて見ました。
1MORE Q20イヤホンをレビュー
ここからは、1MORE Q20イヤホンの音質や機能面をレビューしていきます。
1MORE Q20の音質
1MORE Q20の音質はとても大人しい音色をしています。
ドライバーには10mmダイナミックドライバーが採用されているものの、低音の鳴り方、アタック感はあまりなく、人によっては軽いと感じると思います。
これは、1MOREのイヤホン全体に共通する性質だと思っていて、過去作品のほとんどをレビューさせていただいていますが、どのイヤホンも大人しい音色が特徴なんですね。
なので、ダイナミックな低音とか、高音がガンガンなってるイヤホンを求めている方は1MOREシリーズより他社モデルを選んだ方が良いです。
反対に、そういう音質は聴いてて疲れるんだよね、という方は1MORE Q20の音質がハマると思いますよ。
もちろん、1MORE Q20の音色は優しいのでJPOP系は馴染みやすいと感じました。
ロック系にはちょっと弱いかな、という印象。
音質に強いこだわりがない方には、結構キレイな音質だと思うので、個人的には着色しすぎな音響メーカーと比較して使いやすくおススメなイヤホンです。
1MORE Q20はカナル、インナーイヤーの二刀流
1MORE Q20は実はカナル型とインナーイヤータイプの二刀流になります。
人によってはカナル型のほうが好きな人もいれば、インナーイヤータイプの方が好きな方もいらっしゃいますし、場合によっては、シーンに応じてカナル型とインナーイヤータイプを交換して付けている方もいらっしゃると思います。
そういう方は、カナル型イヤホンとインナーイヤータイプイヤホンの二種類を持ち歩いていて、嵩張るんですよね。
そこを解消できたのが、1MORE Q20イヤホンです。
従来にない2in1タイプイヤホンの誕生というところが特筆すべきです。
ただ、音質が好みじゃないという方には、もっと違う音質傾向のモデルも出してよ、と言いたくなる面もあるとは思いますが、こういうアイディアを持ってきただけでも評価に値します。
1MORE Q20のノイキャンはどう?
1MORE Q20にはノイキャンがついています。
1MORE Q20はカナル型イヤホンにもインナーイヤータイプにもなるという特性を踏まえて考えると、インナーイヤータイプでノイキャンを搭載したモデルが増えたという印象です。
1MORE Q20のノイキャン精度はそこまで高いとは感じられないものの、程度で表わすと中の下という感覚でした。
カナル型イヤホンで、1MOREの過去作と比較すると控えめなノイキャン性能に感じられるかもしれませんが、1MORE Q20はインナーイヤータイプでもあります。
インナーイヤータイプのイヤホンでノイキャン搭載モデルは比較的少ないので、その中で比較すると中の中くらいのノイキャン性能です。
また、ノイキャンにもアクティブノイズキャンセリングとパッシブノイズキャンセリングがあります。
パッシブノイズキャンセリングというのは、ようは耳栓と同じ原理です。
この点はカナル型の方が耳栓効果が強く出るので、インナーイヤータイプで使っているときよりノイキャンの効きが強くなります。
インナーイヤータイプとカナル型との使い分けは好みに応じて使い分ければ良いですよ。
1MORE Q20の外音取込機能はある?
1MORE Q20イヤホンには外音取込機能がついています。
アンダー5,000円でノイキャン、外音取込機能までついているのは面白いですよね。
ノイキャンの精度は先ほど言った通り、少し弱めですが、外音取込機能については価格以上の性能を発揮ししていると感じました。
音をしっかり拾ってくれるので外音取込機能としての役割をしっかり全うしています。
もっとも、ハイエンドクラスと比較すると色々見劣りしてしまう部分があるのは確かです。
ノイズの少なさ、言い換えると、自然な外音取込音とまではいきませんが、かと言って気になるほどのノイジーさでもないんです。
今回はレビュー用に慎重にヒアリングした結果、こういう結果になったんですが、価格に対して外音取込機能の性能はかなり良いと感じました。
1MORE Q20のフィット感
1MORE Q20イヤホンのフィット感は個人的には少しハマりが悪かったです。
というのも、私の耳の形状の問題で、通常のインナーイヤータイプのイヤホンが左耳だけ付けづらいんですね。
1MORE Q20イヤホンはインナーイヤータイプを元に、改造してカナル型にしているような印象を受けるフォルムをしているため、ベースはインナーイヤータイプイヤホンになるんだと思います。
そこに、カナル型の特殊形状のイヤーピースを取り付けることでカナル型兼インナーイヤータイプイヤホンの二刀流に作り上げているという印象でした。
そのため、元々インナーイヤータイプが合わない私にとっては、フィット感という意味ではいまいち。
ただ、右耳だけはインナーイヤータイプが入るので、そこでフィット感を確かめたところ、こちらはしっかりフィットしてくれました。
特に、カナル型イヤホンに特徴的なピッタリはまる感じは健在なので、インナーイヤータイプを普通につけられる方にとってはフィット感は良いと思います。
1MORE Q20は低遅延モード(ゲームモード)搭載
1MORE Q20はゲームモードである低遅延モードを搭載しています。
音ズレ防止に役立つ機能なので、スマホやパソコンでドラマを見ている方や、ゲームをしている方には必須の機能でしょう。
また、Bluetooth5.3を採用しているので、Bluetooth5.3以前と比べると低遅延になっています。
1MORE Q20のバッテリーもち
1MORE Q20イヤホンのバッテリーもちは良い方でした。
ANCのオン、オフ時でそれぞれバッテリーの稼働時間が変わってきます。
まず、ANCオフの時は、イヤホン側のバッテリーだけで約5.5時間もちます。
ケース側が24.5時間あるのでかなり充電頻度を落とせるでしょう。
次に、ANCオンの時のイヤホン側のバッテリー持ちですが、こちらでも約4時間もつとされているので、必要十分なバッテリー持ちをしています。
ANCオン時のイヤホンケースのバッテリーもちは18時間となり、ANCオフとANCオンのときの総バッテリー量には約8時間の差がありました。
通勤、通学で使う分にはANCオンでも十分耐えられるだけのバッテリーを搭載しています。
1MORE Q20の音声通話性能
スカイプ音声確認サービスを使って1MORE Q20イヤホンの通話性能を確認してみました。
まず、マイクの集音性はとても良く、しっかり音を拾ってくれます。
バックで鳴っていたテレビの音まで拾ってしまうので、雑音は消せそうにありませんが、静かな場所で通話するなら問題のない通話性能です。
マイクの集音精度も悪くなく、小さい音も拾ってくれます。
価格帯にしては結構クリアに聞こえるので、通話性能という意味では合格点以上のアイテムだと感じました。
より価格を落とした格安イヤホンでも通話はできるのですが、通話品質が劇的に落ちてしまうことが良くあるので注意が必要です。
釣り合っているという意味で、1MORE Q20イヤホンはコスパもちょうど良く、音楽も大人しい音色で聴けるので、コスパ感はとても良いイヤホンです。
1MORE Q20イヤホンの口コミ・評判をレビュー♪
1MORE Q20イヤホンの口コミ・評判は後日アップいたします。
【実機】1MORE Q20イヤホンレビューと評判♪低価格、コスパ良しで安定した性能をもった一機♪まとめ
今回は、1MORE Q20イヤホンを実機レビューしました。
1MORE Q20イヤホンは2Way仕様なのが面白いところ。
何が2Wayなのかというと、一見するとただのカナル型イヤホンなのですが、イヤーチップを外すとインナーイヤータイプに早変わりする変わり者イヤホンなんです。
使うシーンに応じてカナル型とインナーイヤータイプを使い分けることができます。
音質に関しては、1MOREらしく大人しくて綺麗な音色です。
人によってはアタック感が弱いと感じるかもしれませんが、これが1MOREの特徴なので、アタック感の強いメーカーが良い方は別メーカーを選択してください。
逆に聴き疲れしにくいイヤホンを探している方にはおススメしたくなるイヤホンでした。