最近、Amazfitを使っているユーザーを良く見かけるようになりましたし、雑誌でも取り上げられる機会が増えたように感じます。
そんな中、次のヒット作を目指して満を持して出されたのがAmazfit Balance 2です。
前作、Amazfit Balanceも最先端のテクノロジーを惜しみなく導入した意欲作でしたが、今作Amazfit Balance 2もAmazfitの中で最先端のテクノロジーを惜しみなく導入して作られた意欲作なのが分かります。
デザインもより洗練され、身に着けているだけで所有欲が満たされる、そんな一台に仕上がっていました。
今回、メーカー様より実機をご提供いただいたので、率直な感想をレビューします。
【実機】Amazfit Balance 2をレビュー♪
まずは、Amazfit Balance 2を開封していきましょう。
こちらが、Amazfit Balance 2のパッケージです。


Amazfit Balance 2を開封するときはドキドキしました。

Amazfit Balance 2にはバンドが二種類付属していて、好きな方を自分で取り付ける方式になっていました。

Amazfit Balance 2のオレンジを選択。

Amazfit Balance 2ボディとバンドの取り付ける向きにご注意ください。

こちらが、Amazfit Balance 2。クラウンボタンが上部に一つと、下部にもボタンが一つ設置されていました。

Amazfit Balance 2のディスプレイ・ボディ
Amazfit Balance 2の見どころは数多あるところですが、まずはボディデザインやディスプレイを見ていきましょう。
人によっては、この洗練されたラウンド型ボディに惚れ惚れすると思います。
素材には、タッチ面にサファイアガラスが使われ、強度だけでなく見た目も豪華に仕上げられています。
フレームはアルミ合金フレームを採用することで、高級感を演出することに一役買っているんですね。
画面はHD AMOLEDディスプレイが使われていて、サイズは1.5インチと大画面です。
解像度は480×480の323ppi。
輝度は、高輝度の2,000ニトを採用しているので、明るい太陽光下でもしっかり視認できます。

文字認識もはっきりしていて読みやすいですよね。
400種類のウォッチフェイスが用意されているので、お好みのデザインと巡り合えること間違いなしです。
サイズは約47.4×47.4×12.3mm(心拍ベース除く)、本体サイズが約43g、バンド込みで約60gとスマートウォッチとしてはズシっとくる重さです。
装着感は悪くないですし、シンプルなラウンド型なのでカジュアルからビジネスまで一気通貫で着通せるデザインは秀逸です。
ちなみに、センサー類は、加速度センサー、ジャイロスコープ、温度センサー、環境光センサー、地磁気センサー、気圧高度計を搭載し、性能面でも価格に見合った高センサー類を搭載しているのも特徴です。
山から海、陸上まで対応している万能型、まさに、Balanceといっても過言ではない名機に仕上がっています。
Amazfit Balance 2のデザインに話を戻すと、アルミ合金フレームの曲線美がBalanceシリーズらしく美しい点が挙げられます。

それでいて、ブロック形状の下部ボタンが、人によってはメカニカルさを感じさせ、人によってはスポーティでエレガントな雰囲気を感じさせてくれます。
また、上部ボタンにはクラウンボタンを配置し利便性も上がっているので扱いやすい高性能スマートウォッチという位置づけに相応しいアイテムです。
Amazfit Balance 2がゴルフ場マップに対応!
Amazfit Balance 2はゴルフ場マップに対応しました。
今までゴルフ用スマートウォッチにはガーミンなんかが有名でしたが、そこにAmazfitも名乗りをあげた形になりますね。
対応マップは日本国内のみならず世界中のゴルフ場に対応していて、総数40,000以上のマップに対応している点は凄いの一言。
ゴルフマップでは、グリーンまでの距離、ハザード、ホールレイアウト、前回のスイングデータなど様々なゴルフプレイに有益な情報が得られる仕組みになっています。
残念ながら私自身はゴルフをプレイしていないので、今回のゴルフマップへの対応に対してお試しをすることができなかったのですが、ゴルファーの方々でガーミンの画面輝度の低さに辟易としていた方々にとっては新しい選択肢になりうるでしょう。
Amazfit Balance 2は業界初、HYROX専用トレ&競技モード搭載
Amazfit Balance 2は業界初、HYROX専用トレーニングモードと競技モードを搭載しています。
HYROXトレーニングというのは、8つの1kmランニングと8種類のトレーニングを交互に行うのが特徴的なトレーニング手法です。
似たような概念にサーキットトレーニングがありますね。
HYROXトレーニングは1㎞のランニングを挟むというのが非常にユニークです。
心拍数を挙げたら次にトレーニング項目を入れることで、ある種、実戦形式に近い形でのトレーニング環境を作ることが可能です。
で、そのHYROXトレーニングの専用モードがAmazfit Balance 2には搭載されているんです。
既に取り入れている方や、これから取り入れようと考えていた方にもお試しいただきたい機能の一つです。
さらに、専門的な競技モードも実装されました。
今までの通常のスポーツモードでは物足りなかった方に使っていただきたいモードです。
Amazfit Balance 2はダイビングモード搭載
Amazfit Balance 2は単なる防水仕様だけでなくダイビングモードも搭載されています。
本当に海に潜ることができるスマートウォッチなんです。
最大45mの潜水に対応し認証も取得しています。
今まで、Amazfitシリーズからは10ATM防水仕様のハイエンドスマートウォッチが発売されていました。
10ATMというのは100mの深さで静止していても壊れないというレベルなんですが、実際に100m潜れるのか、潜水できるのかというとそういうわけではなかったんです。
あくまでも防水仕様のシンボル的な存在でしかなかったところ、Amazfit Balance 2は潜水に対応。
その結果、スキューバダイビングやフリーダイビングをAmazfit Balance 2を装着しながらできるようになりました。
こちらも残念ながら私の生活環境では使うことはなく、せいぜい雨や手洗いの際に濡れても問題のないスマートウォッチという位置づけになってしまいますが、生活防水仕様である点も見逃せません。
従来のAmazfitシリーズも大抵5ATM防水仕様ではあったのですが、完全な機密性までは再現されておらず、長時間水に浸けるのは避けるようにという注意書きがあったんですね。
ですが、Amazfit Balance 2であれば、ある程度の時間、水に浸けていても、換言すると、ある程度雨にずぶぬれになっても、まず壊れることはないという事実が大切なんです。
もちろん、アウトドアや登山、ダイビング、水泳に使うなら絶対的に必要な要素ですが、私のように日常生活の中でAmazfit Balance 2を使っていくという方にとって大切な要素は、雨や汗をかいても大丈夫、水洗いもできるという点の方こそ大切なんです。
今回のダイビングモード搭載によって、より一段高い防水性能を獲得しているので、日常生活だけだとオーバースペックに見えますが、壊さないための保険料だと思えばコスパは良いと思います。
筋トレ好きには堪らないスマート筋トレ
Amazfit Balance 2にはスマート筋トレモードという面白くて筋トレが捗るモードが搭載されています。
まず、筋トレの自動認識機能が搭載され、25種目の筋トレを自動認識してくれるようになりました。
これにより、セット数や回数、休憩時間をスマートに記録していくことができ、モチベーションの維持に役立ちます。
さらにモチベーションを高める要素としては、筋肉の使用状況をヒートマップで可視化してくれる点です。
こちらの機能自体は、以前から実装されていましたが、Amazfit Balance 2であれば日常生活から非日常のトレーニングの世界へシームレスに移行できる点がメリットになります。
スマートウォッチによっては壊れないようにジムに行ったら外して、筋トレが終わったらまた着けてということをしていた方もいらっしゃると思います。
前述の防水性能と相まって、筋トレの汗やその後のシャワー時にも取り外さなくて良くなった点は実用性という観点からみて大きいですよね。
ただ、私ならシャワーを浴びる前にはいったん外します。
というのも、皮膚かぶれの原因になりかねないからです。
私の皮膚が少し弱いというのもあるんですが、以前、スマートウォッチをずっと装着し続けていたら皮膚にかゆみが生じてかぶれてしまったんです。
それ以降、スマートウォッチは会社へ行くときなど、使うぞ、という場面でしか使わないようにしています。
Amazfit Balance 2には、さらにZepp Coachが搭載されているので、AIがワークアウトプランを組んでくれて5㎞、10㎞のランニング、ハーフマラソン、フルマラソンなど目的に合わせた多様なトレーニングプランを選ぶことができますよ。
さらに、スポーツモードは170種類以上搭載しているので、多少マイナーな競技をしていても大丈夫です。
スポーツの自動認識機能も8つあり、これは例えばウォーキング動作を検知したら操作せずにウォーキングモードを開始してくれる便利な機能です。
通勤などの普段使いのときにスポーツの自動認識機能をオンにしていると若干煩わしいので、ワークアウトをするときだけ自動認識機能をオンにするようにするのがおすすめです。
トレーニングに際しては、PeakBeatsが搭載されていて、VO2Max、回復時間、トレーニングの負荷・効果などを自動で算出してくれます。
これが結構正確に感じるんですよね。
ジョギングでちょっとハードな走りをすれば回復時間がちゃんと伸びますし、適当に計測しているわけではないんです。
Amazfit Balance 2は、普段からジョギングやマラソンなどをされている方、ウォーキングをされている方にも使っていただきたいスマートウォッチです。
Amazfit Balance 2のGPS機能とマップ機能
Amazfit Balance 2には当然ながらGPSが搭載されています。

こちらが実際に新横浜で測定したデータになります。
右側で少し乱れている所は、おそらくエレベーターに乗ったからでしょうね。
左上でかなり乱れているところがありますが、ここにはバーガーキングがあるんです。
バーキンで買い物をしていて、建物内に長時間いたことから乱れてしまった模様。
ですが、それ以外は歩いていた歩道をしっかりトレースしきっている点なんかは精度が物凄く高いと感じさせてくれます。
Amazfit Balance 2はデュアルバンドGPSに対応しているんですが、この価格帯なら対応していて当然という印象。
従来、Amazfitは5つの衛星測位システムと連携をしていることが多かったのですが、Amazfit Balance 2は6つの衛星測位システム対応しています。
対応衛星測位システムは、GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS[みちびき]、NavIC(インドの衛星)です。
Amazfit Balance 2でも、ダウンロード可能なオフラインマップに対応していて、通常のオフライン地図、ターンバイターンナビ、山好きにはたまらない等高線マップにスキー場マップまでラインナップされています。
山好きの方とお話したことがあるんですが、等高線マップを見ているのが楽しいというお話をされていて、普段は方向音痴で地図も読めないらしいんですが、山のマップだけは読めるとかで、本当に山が好きなんだなと実感したことがあります。
今回のAmazfit Balance 2もぱっと見はアウトドアモデルに見えないシンプルさ、スマートさを持っているので、普段使いからそのままシームレスにアウトドアに持っていけますよ。
Amazfit Balance 2はBluetooth周辺機器に対応
Amazfit Balance 2はBluetooth対応の周辺機器に対応しました。
アクションカメラ、心拍数ベルト、ケイデンスメーター、パワーメーター、温度計、スピードメーターなど、様々な機器とBluetooth接続ができるんですね。
パッとイメージしやすいのはアクションカメラでしょうか。
Amazfit Balance 2のメッセージ返信はandroidのみ対応
Amazfit Balance 2はメッセージ返信にも対応しているのですが、こちらに対応しているのはandroidデバイスのみとなります。
iPhoneは未対応なのでご注意ください。
また、Amazfit Balance 2はZepp Flow対応、搭載モデルで、翻訳、提案なんてことも簡単にできるようになります。
Zepp Flowを使えば音声だけでAmazfit Balance 2をコントロール可能になるんです。
例えば、画面の明るさを変えて、と言うと輝度を音声のみで変えることができてしまいました。
iPhoneのSiriのような存在で、コミュニケーションを取ることが可能です。
喋らないのかなと思っていたら、内蔵スピーカーから普通に返事してきて少し驚きました。
Amazfitシリーズお馴染みの健康モニタリング機能
Amazfit Balance 2にもAmazfitお馴染みの健康モニタリング機能が搭載されています。
Amazfit Balance 2には、バイオセンサーとしてバイオトラッカーPPGを搭載。
さらに、BioChargeという新機能も実装されています。
現状、別売りのHeilo Strapで実装されている機能で、今回、先にHelio Strapをペアリングしたことで、Amazfit Balance 2でも使えるようになりました。
したがって、Amazfit Balance 2のみだと、現状はまだBioCharge機能は使えない点にご注意ください。
順次対応予定とのことです。
BioChargeスコアは日々のワークアウト、活動、ストレスレベルに応じて変化、記録を通して体調管理に役立てることができます。
いうなれば、朝起きた時のやる気、気力を可視化してくれるデータのようなものでしょうか。
こちらがBioChargeの画面です。

デイリーBioCharge インサイト
あなたの朝のBioChargeは、真夜中以降の就寝にもかかわらず、まずまずです。これはあなたの回復力を示していますが、より早い就寝時間があなたのエネルギーをさらに高めるかもしれません。体の自然なリズムを高めるために、規則正しい就寝時間を目指しましょう。素晴らしい仕事を続け、睡眠を優先しましょう!
平たく言うと、寝不足の割には元気だね。今日は早く寝ようね、と言われているようです。
昨日は変な時間に目が覚めてしまい、明け方の4時に就寝、8時起床でそのままブログの執筆活動に入ったので、あながち間違ってはいない点に驚きました。
こちらは、起床時のBioChargeから徐々に気力が失われていっている状況なのでしょう。

これをどう測定しているのか、そして、実際、この減殺効果と同じくらい疲れが溜まってくる傾向にあるので、この測定精度は凄すぎます。
継続計測しそびれてしまったので、様子を見て計測してみたいと思います。


どうやら、従来のレディネススコアがBioChargeという概念にバージョンアップしたようですね。



先にBioChargeを見てしまいましたが、通常は、下図の概要欄から見ることになります。

デイリーレディネス・インサイト
あなたの準備スコアは最適にぴったりです!活動的な1日に向けて完全に準備が整っています。それにもかかわらず、今夜はもっと睡眠時間を増やすことを検討してください。睡眠時間の増加は、健康と機能を向上させるのに役立ちます。
こちらでも早く寝なさいとたしなめられていますね。反省しております…。

食べ物(食事)という欄が追加されたのに驚きました。


Zeppアプリを通してにはなりますが、食事の写真を撮影し登録するだけでカロリーや栄養素の推定値が自動計算され、食事管理がグッと手軽に身近になりました。
従来、似たようなモードを搭載している専用アプリはありましたが月額課金制など、コスパが悪かったんですよね。
その点、Amazfitのスマートウォッチがあれば、追加料金や月額費用は不要。コストをかけずに始められるのが大きな魅力です。
Zeppアプリ側での対応なので、大体の最新機種に対応していると思われます。
体組成計と連携させることで正確な体重なども同期できるのでしょう。

その他、心拍数・睡眠の常時計測、血中酸素濃度、ストレスレベル、生理周期などの測定といった従来測定できていた項目もあります。
また、別売りのHelio Strapを活用することで、生活とトレーニングとでデバイスを分けて使うことも可能です。
Helio Strapに関しては、また後日別途レビューいたします。
Amazfit Balance 2のの口コミ・評判をレビュー♪
Amazfit Balance 2の口コミ・評判は後日掲載いたします。
Amazfit Balance 2のメリット・デメリット
次に、Amazfit Balance 2のメリットとデメリットを見ていきましょう。
Amazfit Balance 2のデメリット
こちらが、Amazfit Balance 2のデメリットです。
重量感がある: 本体43g・バンド込み60gで、軽量モデルに比べるとやや重く、長時間装着で負担を感じる人も。
iPhoneの機能制限: メッセージ返信機能はAndroid限定で、iPhoneでは利用不可。
機能が多くオーバースペック気味: ダイビングやHYROXなど特定用途向け機能は、一般ユーザーには使わない場合も多い。
屋内利用中心の人には活用しきれない機能: 高輝度ディスプレイやアウトドアマップ機能など、屋外活動が少ないと真価を発揮しにくい。
Amazfit Balance 2のメリット
こちらが、Amazfit Balance 2のメリットです。
・高級感と耐久性を両立したデザイン: サファイアガラス+アルミ合金フレーム、ラウンド型ボディで見た目が洗練され、カジュアルからビジネスまで幅広く使える。
・豊富なスポーツ・アウトドア機能: HYROX専用モード、170種類以上のスポーツモード、筋トレ自動認識、防水&ダイビングモード(45m潜水対応)など多彩。
・GPSとマップ機能の充実: デュアルバンドGPS+6衛星測位、オフラインマップ、等高線・スキー場マップなどアウトドア利用に強い。
・健康管理機能の進化: 新しいBioChargeスコアやレディネススコア、心拍・睡眠・酸素濃度などの常時計測に加え、食事管理も可能。
・Bluetooth周辺機器接続とスマート機能: アクションカメラや心拍ベルトなど接続可。Zepp Flowによる音声操作、400種類のウォッチフェイス対応。
特に、Amazfit Balance 2は耐久性の証明のために、米軍の規格であるMIL-STD-810Gという規格をクリアしています。
これは、6項目からなり、低気圧・高温・低温・温度衝撃・振動・衝撃という項目をクリアしています。
Balanceという名称から想像できないほど、また前作と比べてもかなりグレードアップしているのがわかりますね。
【実機】Amazfit Balance 2レビュー♪常に最高を更新し続けるウェルネス型最新モデルまとめ
今回は、Amazfit Balance 2を実機レビューしました。
Amazfit Balance 2は本当に多機能、高機能です。
資金に余裕のある方は気軽に買って良いと思いますが、そうでない方は、他社モデルと比較しつつ、デザイン、機能面で欲しいものがあるかどうかをしっかり吟味しましょう。
デザイン買いされている方は、Amazfit Balance 2のデザインを受け入れられるかで判断して大丈夫です。
機能面を重視されている方は、ゴルフ特化なのか、ダイビング特化なのか、それとも登山特化なのか、目的を明確にして、それをAmazfit Balance 2ならクリアできるか否かで判断すると良いでしょう。
ちなみに、今回は本文で触れませんでしたが、バッテリーは最大21日持ちます。
大容量かつ超低消費電力なのでバッテリーもちが良いんですね。
このバッテリーもちがAmazfitシリーズ最大の魅力です。
また、BioCharge機能も面白いので健康管理面からの購入もおすすめです。

