Edifier MP330スピーカーは小型でレトロな設えでありながら、低音から高音まで高度に響かせることができる小型スピーカーです。
通常音質でもかなり綺麗に鳴らせるのですが、ハイレゾで聴いたときの鳥肌、感動といったらありませんでした。
今回、メーカー様よりEdifier MP330スピーカーの実機をご提供頂いので、率直な感想をレビューします。
Edifier MP330スピーカーをレビュー♪
Edifier MP330スピーカーの通常音質
まずはiPhoneで接続して通常の音質で聴いて見ました。
解像度はやはりEdifierらしく高く、通常コーデックだけでも十分楽しめる仕上がりです。
小型でコンパクトなんですが、低音もしっかり響いて来て、置いていた机が振動で小刻みに動いてしまうほど。
Edifier MP330スピーカーには2つの0.75インチツイーターと一つのミッドベースドライバーとパッシブラジエターが搭載されています。
デュアルD級アンプによって駆動されており、音質の再現度が非常に高いのが特徴です。
出力も40W RMSもあり、小型とは思えないパワフルさを兼ね備えている万能型スピーカーと言う印象です。
iPhoneのボリュームで半分よりやや下の位置で聴いていても結構インパクトのある音が流れてくるので近所迷惑じゃないかなと心配になってしまうほどです。
ハイレゾにすると本領をさらに発揮してくれるのですが、iPhoneユーザーやパソコンスピーカーとして検討している方でも十分活躍してくれる一台です。
Edifier MP330スピーカーのハイレゾ音質
次にEdifier MP330スピーカーをハイレゾ音質で聴いてみました。
しっかり最大24bit/96kHzの高解像度になることも確認できましたし、何より音のインパクトが凄まじく鳥肌が立ってしまうほどの臨場感を得ることができます。
低音の響きや中高音域の音にも奥行きを感じられる程に情報量豊かで、スピーカーですがある程度のボリュームで聴くことで、iPhoneでは失われていたであろう音質を出し切ってくれました。
気になる点としては、ウォークマンでBluetooth接続した際は自然にハイレゾ音質になったものの、Androidスマホ側で接続してみたところSBC接続になり、接続方式を変えることができませんでした。
大抵は、アプリからハイレゾかその他のモードを選べるようになるんですが、Edifier MP330スピーカーに関してはBluetooth接続だと安定接続を優先する設定になっているのかもしれません。
ちなみに、これはUSBタイプC接続に変えるとハイレゾ再生に切り替わるので実用性という観点ではそこまで問題ではないと思いました。
また、Edifier MP330スピーカーはUSBタイプC接続での音楽再現が可能です。
Edifier MP330スピーカーのデザイン
Edifier MP330スピーカーのデザインは3色展開されていて、ホワイト、ブラック、ブラウンがあります。
今回、私はブラウンを頂いたのですが、木目調でインテリアとしても机に馴染んでくれました。
ボタンはピアノのような鍵盤方式なのも特徴的で、ポチポチ押すのも楽しくなります。
無味乾燥なボタンやスマホからのリモコン方式をあえて取らず、レトロさにこだわった点にEdifierのこだわりを感じさせてくれます。
持ち手となるハンドルもついているので持ち運びも便利ですよ。
小型軽量なので室内どこでも移動が可能です。
なお、大きさは重さ、1.13kg、横幅207mm、奥行き116mm、高さ101mm(持ち手部分を除く)です。
Edifier MP330スピーカーのバッテリーもち
Edifier MP330スピーカーのバッテリーは4800mAhの大容量バッテリーで一回の満充電で最大約19時間の連続再生が可能です。
Edifier MP330スピーカーをデュアルでステレオ式に
Edifier MP330スピーカーは単体でも非常に良い音を出しますが、デュアル設置をしてステレオスピーカーにすることもできるんです。
2つ購入するという点で決して安いお買い物ではないのですが、性能は折り紙付きなので買って損はありません。
Bluetooth6.0を採用しているので低遅延ですし、デュアルスピーカーにすると単体のときと比べても臨場感が圧倒的に異なってくるので、資金に余裕のある方は是非、デュアルでの導入をご検討ください。
モニターアームでモニターを上げつつ、モニターの直下にEdifier MP330スピーカーを二台並列で置くとデスク上もスッキリして良いですね。
Edifier MP330スピーカーの多様な接続方法
Edifier MP330スピーカーの接続方法は多様で、Bluetoothはもちろん、USBタイプC接続経由でも音楽を鳴らせます。
更にマイクロSDカードにも対応しているので、聴きたい楽曲をまとめておけば、あなただけの音楽スタジオが完成します。
Edifier MP330スピーカーはアプリからカスタマイズ可能
Edifier MP330スピーカーも他のEdifier製品と同様にアプリからカスタマイズが可能です。
例えば、入力元をBluetoothからUSBに切り替えるといった作業や、再生コントロール、サウンドエフェクトをイコライザーでカスタマイズも可能です。
操作で分からないことが出てきたらオンラインマニュアルも完備されているので、そちらで問題を解消できます。
Edifier MP330スピーカーは物理ボタンで簡単操作
Edifier MP330スピーカーの物理ボタンは前述の通り、本体ピアノキー式のボタンを採用しています。
キーボタンからでも音楽を簡単にコントロールできます。
また、接続方法に応じて、インジケーターのライトが変わり、青だとBluetooth、赤だとUSB接続、マイクロSDだと黄色と一目で今、何で接続しているのかが分かるようになっています。
Edifier MP330スピーカーと格安スピーカーの違い
Edifier MP330スピーカーと格安スピーカーはどう違うのかという観点から少し解説しますね。
スピーカーなんて3,000円くらいで売っているじゃないかと言われそうですし、それで満足できる方は全然そっちのほうがコスパは良いですよ。
単に安いですから。
でも、音質の解像度が違いますし、特にハイレゾに感動した後に、通常のスピーカーに戻ると、なんて音が荒いんだと感じると思います。
そのくらい、音質は良い音を一度聴いてしまうと戻れなくなる沼なんです。
もちろん、上を見たら切りが無いというのが正直なところで、もっと良いスピーカーはあります。
ですが、Edifier MP330スピーカーは卓上におけるスピーカーとして出来栄えが素晴らしく、低音から中高音域までバランス良く出してくれる点で、万能なスピーカーなんですね。
そういう意味では、少しでも上質な音質を楽しんでいただきたいという意味で、Edifier MP330スピーカーをおすすめします。
Edifier MP330スピーカーの口コミ・評判をレビュー
それでは、Edifier MP330スピーカーの口コミ、評判を見ていきましょう。
ポータブルスピーカーは複数所持しています。音のスペック的に本機に近いのはJBL CHARGE5とXiaomi サウンドアウトドアです。これらはどちらも、低域を担当する楕円型のウーファー1つと中高域を担当するツイーター1つという構成で、60Hz〜20kHzという幅広い音域を再生します。聴き比べると、JBL CHARGE5 はこもり気味で低音が強調されたブーミーな音、Xiaomi サウンドアウトドアはメリハリの効いたクリアで迫力のある音です。
この Edifier MP330 は上記の2機種と似た構成ながら、ツイーターが2つに増えていることと、ハイレゾに対応していること、防水防塵仕様ではないこと、という3点が主な違いです。再生周波数は低音側も高音側も広く、53Hz～40kHzを再生します。ハイレゾオーディオ認定されていることから、ツイーターは他の機種よりも高性能なものを搭載しているものと考えられ、また、防水防塵ではないために音の通りがよいのも特長です。
これらの3機種を聞き比べると、Edifier MP330 の音の広がりは他機種とはまったく別物で、ごく自然に空間を音で満たします。中高音の伸びやかさや艶やかさも格段に素晴らしいです。これらの違いは、高性能なツイーターを本体の前後に1つずつ搭載していることと、防水防塵仕様ではないことによる効果でしょう。音の良さを求めるなら MP330 は群を抜いています。
そして音以外で MP330 の最大の特長は外観でしょう。アンティークラジオのようなデザインで細部までコストをかけて作り込まれており、リビングルームに置いてもインテリアなじみます。この特長は他の機種にはないものです。また出音からのは想像もつかないほどコンパクトで、持ち手がついていることも地味に便利で、室内で移動するとき常に持ち歩きたくなります。
価格の安さも本機の魅力です。JBLの同等品であるChargeシリーズやFlipシリーズよりも割安ですから、防水防塵仕様でなくてもよいなら MP330 は一番の選択肢になります。出音と見た目を重視するのであれば、選ばない理由はありません。総論として、リビングルームや寝室などの室内（浴室やキッチン以外）での利用を考えているなら MP330 一択です。とても素敵な製品ですよ。
引用元：Amazon”Edifier MP330スピーカー”レビューより
こちらのレビュアーさんは、他社製と比較してくださっていますね。
私も、音質は他社を抜きん出ていると思っていました。
Edifierは元々がスピーカーメーカーなので、音質には定評があります。
そこにデザイン性を組み込んだという点がとても素晴らしいと感じました。
EDIFIERのMP330を入手しました。まず見た目ですが、MDF木製のレトロデザインがとにかく可愛いです。ブラウンの落ち着いた色合いとハンドル付きのデザインで、部屋に置くだけでちょっとしたインテリアとしても映えます。持ち運びもしやすく、カフェやベランダで使いたくなる雰囲気です。
見た目からは「小型だから音はそこそこかな」と思っていたのですが、実際に鳴らしてみると想像以上にしっかりした重厚なサウンドで驚きました。低音は量感がありつつもボワつかず、中高域もクリアで抜けが良く、音楽の厚みをしっかり感じられます。ハイレゾ対応の恩恵か、ボーカルの細かいニュアンスまできれいに再生される印象です。
バッテリーも19時間再生可能で、長時間の音楽再生も安心。Bluetooth6.0の安定接続に加えて、USB-C、SDカード、有線でも使える柔軟性があり、場面を選ばず使える点も便利でした。専用アプリで細かく音質を調整できるのも地味に嬉しいポイントです。
個人的には、レトロな見た目で部屋の雰囲気を可愛く彩りつつ、サウンドは重厚でガッツリ楽しめるというギャップがとにかく大満足でした。可愛いだけじゃない、小型スピーカーの意外なパワーを楽しめる一台だと思います。
引用元：Amazon”Edifier MP330スピーカー”レビューより
こちらのレビュアーさんの仰るとおり、音質のメリハリが際立っている点は、
Edifier MP330スピーカーの特徴かもしれません。
特に、格安スピーカーにありがちな低音がこもった音がするということもなく、全体がクリアで透明度の高い音質傾向なのも私好みなんです。
推さない理由のないスピーカーと言えます。
Edifier MP330スピーカーのメリット・デメリット
次に、Edifier MP330スピーカーのメリットとデメリットを確認しておきましょう。
Edifier MP330スピーカーのデメリット
まずは、Edifier MP330スピーカーのデメリットからです。
Bluetoothのハイレゾ不安：端末によってはSBC固定になり、USB-C接続が実質必須になる場合あり。
防水・防塵非対応：アウトドアや水回りでの使用に配慮が必要。
ステレオ化のコスト：真の左右ステレオ再生には同機を2台購入する必要。
携帯性には限界：1.13kg・約20.7×11.6×10.1cmで、荷物が多い外出ではかさばることも。
Edifier MP330スピーカーのメリット
次にメリットを見ておきましょう。
持ち運びやすい：レザーハンドル付き＆コンパクト筐体で屋内外に運びやすい。
長時間再生：4800mAhで最大19時間の連続再生。
パワフル＆360°サウンド：0.75″ツイーター×2＋ミッドベース＋パッシブラジエーター、デュアルD級アンプ、40W RMSで臨場感のある音。
ハイレゾ対応：USB-Cで最大24bit/96kHzの再生、細部まで解像度が高い。
多機能接続：Bluetooth 6.0のマルチポイント、同機2台でステレオ化、USB-C/ microSD入力、アプリでEQや入力切替、物理ピアノキーの操作性と多機能。
Edifier MP330スピーカーを開封
それでは、Edifier MP330スピーカーを開封していきます。
こちらがEdifier MP330スピーカーのパッケージです。
Edifier MP330スピーカーは凄く丁寧に梱包されていました。
こちらは付属品ですね。
Edifier MP330スピーカー本体がこちら。
Edifier MP330スピーカーはウォークマン経由だとハイレゾ品質に対応していました。
Edifier MP330スピーカーの底面にはゴムラバーがしっかり装着されているので、滑ったりしません。
Edifier MP330スピーカーはこんな人におすすめ
Edifier MP330スピーカーこんな人におすすめです。
・デスクワークの作業用BGMを良い音で流したい人
40W RMS／ツイーター×2＋ミッドベース＋パッシブラジエーターで、小型でも解像度と広がりがしっかり。机上でも音が痩せません。
・レトロ×コンパクトなインテリアが好きな人
木目調דピアノキー”の物理ボタン＆レザーハンドル。置くだけで映えるし、部屋間の持ち運びもラク。
・配線少なめでマルチデバイスを切り替えたい人
Bluetooth 6.0のマルチポイント対応でPCとスマホを同時待受け。microSDやUSB-C再生も選べます。
USB再生はUSBタイプCコード一本で完結する手軽さが売りです。
・USB接続でハイレゾ（24bit/96kHz）を楽しみたい人
パソコンや対応DAPからUSB-C直結で高解像の“もう一段上の音”に。映画やライブ音源にも◎
・休日にベランダ／別室へ気軽に持ち出したい人
19時間バッテリー＆1.13kgの取り回し。家中どこでもいい音を連れていけます。
・将来はちょい本格ステレオに拡張したい人
同機2台でワイヤレス・ステレオペアが可能。最初は1台、気に入ったら拡張という買い方がしやすいです。
こんな人には合いにくいです。
・防水・屋外ハードユース前提（風呂・キッチン・雨天のアウトドア中心）
・完全ワイヤレスでハイレゾを重視（Bluetoothでは端末次第でSBC固定になることあり。ハイレゾはUSB-C推奨）
・超小型・超軽量最優先（1.13kgは室内可搬向き）
・爆低音ゴリゴリ派（量感は十分だが超ドンシャリ志向なら要試聴
・本格ホームシアターのサラウンド志向（2台ステレオは可）
使いこなしのコツもご紹介します。
・ハイレゾ重視ならUSB-Cで接続（Bluetoothで音質設定が出ない端末もあるため）
・設置面の共振対策：机がビビるときはゴム足やコースター等でアイソレーション。
・近所配慮：小型でも低音の伝搬は強め。夜は音量控えめに。
・ステレオ化：左右に2台置くと音場と定位が一気にアップ。デスク正面 or テレビ下に並べると効果的。
可愛い見た目で部屋に馴染むのに、音はしっかり、を求める人にはドンピシャ。
まず1台で始めて、気に入ったらステレオ化するのがおすすめです。
【実機】Edifier MP330スピーカーレビュー♪コンパクトでレトロなデザインから爆音体験ができる面白い一機まとめ
今回は、Edifier MP330スピーカーを実機レビューしました。
Edifier MP330スピーカーはコンパクトでレトロながら、ビートを感じさせてくれるハードな音を鳴らしてくれる見事な一台でした。
忖度なしに、良い製品つくってると思えるスピーカーです。
また、デザインを重視しつつ音質も妥協したくない方にとっての受け皿にもなります。
今までならスピーカー然りな形状で妥協せざるを得ませんでしたが、Edifier MP330スピーカーならレトロ調なデザインで、室内のインテリアにもなりますよ。