Mibro GS Active 2はボディにアルミニウム合金を採用し、さらにGPSはシングルバンドからデュアルバンドGPSへと精度がアップしました。
Mibroといえば低価格路線のエントリー向け、かつ、生体認証機能の精度の高いモデルが多かった印象ですが、Mibro GS Active 2に関してはアンダー2万円とミドルクラスの価格帯です。
その分、各種性能がアップしていると感じられ、特にスポーツをしている人におすすめしたくなるスマートウォッチです。
今回、メーカー様より実機をご提供いただいたので、率直な感想をレビューします。
Mibro GS Active 2をレビュー♪
Mibro GS Active 2のデザイン
Mibro GS Active 2のボディ・フレームにはアルミニウム合金が採用されていて光沢感があります。
ベゼル幅が少し大きめな分、アルミニウム合金の光沢感が眩く感じられますね。
ボディの厚みは実測値で10.4mmと少々厚ぼったさを感じるものの、2つのカラバリともスマートに見えるのが特徴的です。
また、アルミニウム合金は非常に軽いのが特徴で、ボディ本体の重さは39.9gしかありません。
バンド装着時の実測値で49.5gと他社の本格アウトドアモデルと比較しても、10g以上軽いので装着感はふんわりしているイメージです。
カラバリもダークグレーとパープル色のライラックの二色展開。

今回、メーカー様よりライラックをいただきましたが、ポップな見た目が良く、心はずんだ状態でジョギングやウォーキングができるなと感じました。
また、普段使いという点でもカジュアルからビジネスまで幅広く使えます。
ベゼルデザインは以外とシンプルな印象なので、ゴテゴテしすぎていないモデルを探している方にはおすすめできます。
なお、デフォルトではナイロンバンドが装着されているので、お好みでシリコンストラップに切り替えてください。
シリコンストラップは摩擦係数が非常に高いのか、装着に少し難儀しました。
1,000円くらいの22mm幅のシリコン製バンドを別途購入するのも一案です。
個人的にはシリコンバンドの装着感のみ惜しいと感じるポイントでした。
Mibro GS Active 2のディスプレイ
Mibro GS Active 2のディスプレイは高精細なAMOLEDディスプレイを採用しています。
解像度は466×466・353PPI、最大1,200ニトと同社の中ではとても高輝度なのも特徴です。
輝度を高くできると何が良いかというと、真夏の眩しい太陽光下でも文字盤がハッキリ見えるんですね。
さらに、AMOLEDディスプレイを採用していて精細さも上がっているので、画面の見やすさは抜群です。

自転車に乗られる方は、画面の輝度も気にしてスマートウォッチを選ぶことをおすすめします。

また、Mibro GS Active 2のディスプレイには、指紋防止コーティングも施されているので、文字盤が霞む心配もありませんよ。
Mibro GS Active 2でもウォッチフェイスのカスタマイズが可能なので、お好きなデザインを選ぶこともできます。
Mibro GS Active 2側にプリインストールされている文字盤だけでも数個あり、ダウンロードできる文字盤も数え切れないくらいありますよ。
数年前と比べるとディスプレイの精度が格段に上がってきています。
スポーツ目的で買われる方にもしっかり使っていただける、そんなディスプレイに仕上がっていました。
Mibro GS Active 2のGPS精度と各種運動モード
Mibro GS Active 2はスポーツ使用がメイン用途になります。
もちろん、普段使いで使うのも全然構わないのですが、スポーツ向けの高性能モデルなんです。
Mibro GS Active 2のGPSはGPS L1+L5といって、デュアルバンドGPS仕様になっています。
簡単にいうと、GPSの測位精度がシングルモデルよりアップしているということ。
Mibro GS Active 2は従来比で測位精度が20%向上しており、信号強度も200%増とのこと。
衛星補足も50%高速化されたとのことで、以前使用したスマートウォッチと比較すると、GPSを検知して運動モードに入るスピードが、体感的にも向上していました。
他社ハイエンドモデルと比較してしまうと、測位スピードはもう少し頑張っていただきたいポイントでもあります。
こちらが、実際にMibro GS Active 2で測定したデータです。

画面中心で迷走しているのは、建物の中に入ったからですね。
道路の歩道側をしっかりトレースしているのが分かると思います。
これが、シングルGPSだと、下図のように大きくずれ込んでしまうんですね。

これが、シングルとデュアルの違いです。
ちなみに、Mibro GS Active 2のアプリからは、マップだけではなく衛星写真に切り替えることも可能です。

上図はウォーキング時のデータなので、その他のデータも掲載しておきます。





やはり、Mibroシリーズのエントリーモデルとは性能が違うなと肌で感じられました。
特に、GPSの精度はシングルモデルを搭載したエントリーモデルと比較して格段に上がっています。
私のように趣味やダイエット目的でウォーキングやジョギングをするだけの方なら、あえてエントリーモデルのシングルGPSタイプを選んでも良いと思います。
ですが、ジョギング等のモチベーションが上がらないという方であれば、逆に、モチベーションを上げるためにMibro GS Active 2を買うというのはアリな選択肢です。
ちなみに、Mibro GS Active 2のアプリからはプロ仕様のランニングコーチ機能が利用可能です。
リアルタイムでピッチからストライドの計測までしてくれますし、VO₂ Maxの算出、レース予測など、他社ハイエンドモデルにも引けを取らないモードも搭載されています。
Mibro GS Active 2の健康管理機能
スマートウォッチといえば、やはり健康管理機能ですよね。
Mibro GS Active 2の健康管理機能は精度が上がっているように感じました。
先にデータを掲載しておきます。

血中酸素も98%と高い数値をしっかり記録しています。精度の低いスマートウォッチだと95%とか表示されてしまうんです。

睡眠ログは簡単なデータが取れるだけという印象でした。
ストレス値も参考になる方には参考になるでしょう。
ちなみに、体重は手動入力で、今回のは参考値です。

こちらが睡眠時間のログです。

レム睡眠やノンレム睡眠といった点はしっかり計測されています。
ただし、一度測定が終わってから二度寝すると、二度寝は測定されませんでした。
覚醒というタグがあるので、一時的な覚醒程度なら自動で睡眠計測を継続してくれるのでしょう。
一度しっかり起きてしまうと、そこで睡眠終了と判断されてしまうのかもしれません。
その他、心拍数もしっかり計測できていましたし、Mibro GS Active 2は過不足のない健康管理機能をもっていると感じました。
Mibro GS Active 2のバッテリーもち
Mibro GS Active 2のバッテリーもちはOSがMibro OS 2.0というものにアップグレードされたからか、かなりのロングバッテリーです。
通常使用で最大20日間ももちます。
最後に充電したのはいつだっけ、となるくらいのバッテリーもちなので、普段使いの方はかなり重宝します。
次に、GPSモードの場合は最大で15時間です。
こちらはスポーツをする際に活用してください。
それと、Mibro GS Active 2は外部アプリと連携可能で、Strava、Apple Health、Google Fitとのスポーツデータ同期、さらにはBluetooth通話、そして150種以上のスポーツモードを搭載しています。
Mibro GS Active 2の防水性能
Mibro GS Active 2の防水性能は5ATMです。
完全防水ではないものの、一定時間の浸水にも耐えられる防水規格になっています。
そのため、例えばジョギングで汗をかいたから水で汗を洗い流すなんてことも可能です。
雨の日にずぶ濡れになっても壊れないので、使っていて安心感があります。
Mibro GS Active 2は、総合的な性能の高さを見せてくれたスマートウォッチでした。
Mibro GS Active 2の口コミ・評判をレビュー♪
Mibro GS Active 2の口コミ・評判を見ていきましょう。
かっこいいデザインのスマートウォッチ 機能も多くバッテリーも1週間持つ。
とりあえずと安いスマートウォッチを使っているが、つっかからずに非常にスムーズに動くのでストレスも少なくてよかった
やはり高いとこんなにも性能が違うのかと思った。GPSを有効でも15時間持つとのこと。
運動記録もしっかりできてよい。
アスリート向けの機能もあり運動ペースもみてくれるとのことなので部活をやってる子供に使ってもらおうと思い渡したら喜んでくれた。私は本当に基本機能しか使ってないのでもったいないなと。
ただ検出できる数字を使って、中年~シニア向けに健康状態や持病に照らし合わせた参考値と比較できる機能や注意促し機能などがついていればいいなと思った。
年だから運動で無理できないという思い込みもあるので、医療用ではないものの一つの目安があれば医者と相談しつつここまでやってみようと目標立てもしやすくなり、運動を前向きにできそうだなと感じた。
その機能がついていたら子供ではなくて間違いなく私がつかっていただろう。
引用元:Amazon”Mibro GS Active 2”レビューより
これまでスマートウォッチはMibro A3 を使ってきたが、初心者向け商品の印象が強かったので、もう少し本格的な機能の備わったスマートウォッチが欲しくなり GS Active2 を購入した。A3 と比べると、取説が充実して初期設定が楽になったこと、アルミ合金ボディで堅牢性が増したこと(A3 はベゼルのみアルミ合金)、アスリート向けに特化してワークアウトの種類が豊富になり、様々なスポーツ(150種、特にランニングコーチ機能が充実)に対応してデータが取れるようになったこと、5ATM(50m)防水に向上したこと、替えバンドが付属しており好みに合わせて交換できること、等がメリットとして挙げられる。又、ロングバッテリー搭載となっているが、100%充電して初期設定を行うも30~40分で93%にまで減少した。GPS をオフにすればかなりバッテリーの保ちが良化するようだが、屋外スポーツの度にオンにするのも面倒なので、多くのユーザーはオンのままにすると思う。
GS Active2 は A3 の倍近い価格なので、フルマラソンに挑戦するようなアスリートや高機能機種を持ちたい人でなければ、 A3 でもさ程不便は感じないのではないかと思う。
引用元:Amazon”Mibro GS Active 2”レビューより
Mibro GS Active 2のメリット・デメリット
デメリット
・外観の厚み・ベゼル:実測約10.4mmでやや“厚め”の印象。ベゼルも太め。
・付属シリコンバンドが装着しづらい:摩擦が強く、交換時に手間。別売22mmバンド推奨の場面あり。
・GPSロックの初速はハイエンドに劣る:他社最上位と比べると捕捉速度に改善余地。
メリット
・デュアルバンドGPS(L1+L5):シングルより測位精度が向上。歩道トレースの再現性が高く、衛星捕捉も従来比で高速化。
・軽量アルミ合金ボディ:本体約39.9g(バンド込み約49.5g)で装着感が軽い。アウトドア系でも負担が少ない。
・高輝度・高精細AMOLED:466×466/353ppi・最大1,200ニト。真夏の屋外や自転車でも視認しやすい。
・スポーツ機能が充実:150種以上のスポーツ、ランニングコーチ、ピッチ/ストライド、VO₂ Max、レース予測など。Strava/Apple Health/Google Fit連携も可。
・電池・防水の実用性:通常最大20日、GPS最大15時間。5ATMで汗や雨、軽い水洗いにも安心。
Mibro GS Active 2をおすすめしたい人
正確なログ取りでモチベを上げたいジョガー・ランナーにまずおすすめしたいですね。
デュアルバンドGPSでルートのズレが少なく、ピッチ・ストライドやVO₂ Max、レース予測まで拾えるので、練習の質を数値で可視化できます。
フルマラソンを視野に入れた人の最初の本格GPS機としてちょうど良いポジション。
屋外での視認性を重視するサイクリスト・ウォーカーにも向いています。
1,200ニトのAMOLEDは晴天下でも見やすく、表示の細かさも十分です。
軽量で手首負担が少ないので長時間行動でも疲れにくいのもポイントですね。
「入門機から一段アップ」させたい人にはコスパが高い選択です。
アンダー2万円ながら、デュアルバンドGPS/150種スポーツ/コーチ機能と欲しい機能が高精度で揃っています。
A3等のエントリーMibroや低価格スマートバンドからの乗り換え先として満足度が高くなるでしょう。
ヘルスログをまとめたい日常派にも嬉しい仕様です。
Strava/Apple Health/Google Fitと繋がり、普段は20日駆動で充電ストレスが少ないのは、思っている以上に快適ですよ。
5ATMで雨天・汗も気にせず使えます。
一方で、超長時間GPS(30時間級)が必須のウルトラ系や、ECG/高度な睡眠二度寝検知/医療レベルの指標を求める場合は、より上位の専用機を検討した方がミスマッチを避けられます。
見た目の薄さ・ベゼルの細さを最優先したい人も、厚みのチェックをしてください。
とはいえ、総合すると「精度・視認性・軽さ・価格」のバランスに優れたスポーツ寄りミドルで、初めての本格スポーツウォッチとして手堅い一台です。
【実機】Mibro GS Active 2を開封
最後に、Mibro GS Active 2を開封していきましょう。
こちらが、Mibro GS Active 2のパッケージです。

Mibro GS Active 2はしっかりした化粧箱に入っているんですが、これがエコにも配慮されていて好感が持てました。

こちらが同梱物一式です。

Mibro GS Active 2はデフォルトでバンドが2つ付属してきます。

運動用にはシリコンバンドがおすすめです。
Mibro GS Active 2のディスプレイの精度も上がってきたように感じますね。


Mibro GS Active 2のボタンは二箇所にあります。

Mibro GS Active 2の背面がこちら。

生体認証系のセンサーは中央にあるだけのようですね。
【実機】Mibro GS Active 2レビュー♪デュアルバンドGPSでログの記録がより正確にあった上位モデル♪まとめ
今回はMibro GS Active 2を実機レビューしました。
Mibro GS Active 2は各種機能が向上しているように感じられ、特にGPS機能はデュアルバンド対応になったことで測定精度が飛躍的に向上しました。
GPSの補足も早くなったので、スムーズに運動モードへ移行ができます。
個人的にはスポーツモデルにもかかわらず、スタイリッシュなデザインが素敵だなと感じました。
Mibroは推せるメーカーの一つで、特にバッテリーもちを気にされている方におすすめしたくなります。
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