EarFun Tune Proヘッドホンをメーカー様よりご提供いただいたので、使用した率直な感想をレビューします。
EarFun Tune Proではハイレゾは有線のみの対応ですが、通常のAACコーデックでの使用感も良い出来でした。
詳細はレビューをご確認いただきたいのですが、低音と中高音域のバランス感覚に優れていて、コスパも良いのが特徴。
さらにノイキャンもパワーアップしての登場で、デメリットをあえて挙げるとすれば、ハイレゾワイヤレス対応になっていなかった点だけでしょう。
コスパモンスターが上位レベルになって再登場、という印象でした。
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通常価格：8990円
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【実機】EarFun Tune Proを開封
まずは、EarFun Tune Proを開封していきましょう。
こちらがEarFun Tune Proヘッドホンのパッケージです。
こちらが、EarFun Tune Proヘッドホンの同梱物一式です。
各部位に保護用のビニールがつけられていて、丁寧さを感じ取れました。
こちらがEarFun Tune Proヘッドホンです。
EarFun Tune Proはデザイン性も優れています。
EarFun Tune Proのイヤーパッドは耳をしっかり包み込んでくれました。
見てください、このイヤーパッドのモチモチ感。
EarFun Tune Proヘッドホンは、封入されている際はオープンな状態で入っているのですが、ちゃんと折り畳み機能を備えています。
スイーベル機構も採用されているので、耳へのフィッティングは非常に高く、おすすめしたくなるヘッドホンです。
EarFun Tune Proヘッドホンのボタン類は物理ボタン式になっているので、手探りで簡単に押せるのもポイントです。
EarFun Tune Proヘッドホンは随所に色々な工夫を感じる取ることができました。
EarFun Tune ProヘッドホンをiPhoneと接続させましたが、接続性も問題ありません。
むしろ、接続安定性は非常に高いと感じました。
EarFun Tune Proをレビュー♪
EarFun Tune Proヘッドホンの音質や性能をレビューしていきます。
EarFun Tune Proの音質
EarFun Tune Proは個人的にはかなりバランスの良い音質に感じました。
EarFunといえば低音域が強いイメージが強かったのですが、EarFun Tune Proはそこそこ低音が鳴っているものの、中高音域の邪魔をせず、全体のバランス感覚に優れています。
ドライバーは40㎜と10㎜の複合ドライバーを採用しているため、それなりの迫力がある点は補足しておきます。
低音の余韻までわかるくらいしっかり深みのある低音、だけどBOSEのように質量を感じさせ過ぎない響きすぎない程よい低音というイメージです。
中高音域も程よい抜け感で聴き疲れしにくい音にチューニングされている点も好印象です。
特にアクセントとして低音が入っている女性ボーカル系の楽曲との相性が良く、JPOPメインに聴いている方におすすめしたくなる音質です。
曇りけもなく、AACコーデックの中では解像度もそこそこに高く、過不足のないチューニングが施されています。
対応コーデックはSBCとAACのみとなっており、ハイレゾ音源を聴くためには、有線で繋ぐ必要がある点にはご注意ください。
EarFun Tune Proのイマーシブモードであるシアターモードについては後述します。
EarFun Tune Proのノイキャン性能
EarFun Tune Proノイキャン性能は最大45dBのノイズ低減が可能とされています。
この点、室内ですが、実際に音楽を聴きながらノイキャン効果を確かめてみところ、公称値程度の遮音性、ノイキャン性能はあるものと感じました。
あくまでも音楽を聴いている状況ではありますが、パソコン側のスピーカーから出ている音楽は一切聴こえなくなりますし、キーボードの打鍵音も一切入ってきませんでした。
今度は、音楽を止めてノイキャンのみにしてみました。
外で勉強するときに、ノイキャンだけかけたいというニーズにも合致したヘッドホンになっている点は評価ポイントですね。
この場合、キーボードの打鍵音はわずかに入ってきます。
既存の他社製品と同じく、高音域のノイズキャンセリングは少々苦手なようです。
また、私の部屋はリビングから一番離れたところにあるのですが、娘のおもちゃの音楽がかすかに聞こえる程度までノイズをカットしてくれていました。
EarFun Tune Proは、この価格帯のヘッドホンの中ではかなり優秀なノイズキャンセリング効果を持っているといえます。
EarFun Tune Proの外音取込機能
EarFun Tune Proの外音取込機能は、価格帯としては優れています。
各社ハイエンドモデルと比べてしまうと、外音を取り込んだ際の解像度、集音時の透明感に一部劣る部分がありますが、実用レベルでいうと、必要十分な外音取込機能をもっていました。
実際に、妻や娘と会話をしましたが、声が聞き取れないということもありませんでした。
また、スリッパで歩いて床を踏んだときの音や、扉の閉まる音などもしっかり聞こえる集音性です。
甲高い音ほど拾いやすい傾向にあるように感じました。
少なくとも、アンダー一万円でこの外音取込機能の性能であれば十分すぎるほどの性能です。
EarFun Tune Proのバッテリーもち
EarFun Tune Proの魅力の一つが驚異のバッテリーもちです。
EarFun Tune Proには1,100mAhの大容量バッテリーが搭載されていて、ノーマルモードでの最大再生時間は約120時間です。
ANCをオンにした際の楽曲再生時間は約80時間と、それでも100時間に迫る再生時間は脅威ですね。
今後、ヘッドホンの再生時間は長くなっていく傾向が強くなると思いますが、個人的には大歓迎です。
EarFun Tune Proのシアターモード
EarFun Tune Proにはシアターモードというイマーシブモードがついています。
立体音響で没入感を高めてくれる最近人気の機能です。
ただ、安価モデルに搭載されていうイマーシブモードは音質がいまいちになる傾向にあるので、EarFun Tune Proではどうだろうかと、ちょっと心配でした。
ところが、EarFun Tune Proのイマーシブモードはボーカルの吐息が聞こえるのではないかと思えるほど、声量が前に出ました。
その時、楽曲はボーカルの背後で鳴っている状況で、超立体的。
この価格でBOSEハイエンドヘッドホン並みのシアターモードに出会えるとは思えず驚嘆しました。
音質には若干の変化が見られますが、気になるほどではありません。
シアターモードにすると、音が立体的になる分、コーデックがAACでもハイレゾのような高音質な音楽を聴いている錯覚に陥れる面白いモードなんですね。
EarFun Tune Proは音質の劣化も少なく、十分、聴いて楽しめるシアターモードになっているので、シアターモードを試してみたいという方にはピッタリのヘッドホンです。
なお、低遅延モードであるゲームモードも搭載されているので、シューティングゲームをシアターモードにして聞いたら面白そうですね。
EarFun Tune Proの通話、マイク性能
EarFun Tune Proで通話品質、マイク性能をテストしてみました。
EarFun Tune ProのAI技術と五基のマイクのおかげで、かなりクリアな声を収録可能です。
真上からはエアコンが吹き付けていて、風の音が録音されたかも、なんて心配しましたが杞憂でした。
きっちり声の音だけ拾っていたんです。
また、民法を読み上げてみたんですが、かなりぼそっと朗読したんですね。
そうしたら、かすれた声もそのまま収録されていて、かなり完成度の高いマイク性能を持っていることが確認できました。
アンダー一万円ながら、音楽とオンラインミーティング用の二つの用途で大活躍してくれる超コスパヘッドホンです。
Bluetoothも最新のBluetooth5.4のため、省エネ性や接続の安定性もお見事でした。
EarFun Tune Proの装着感
EarFun Tune Proの装着感は可もなく不可もなく、少なくとも販売価格に対して合格点をつけられる仕上がりです。
側圧はちょっと強めに感じたんですが、イヤーパッドもふかふかしているので長時間の使用にも堪えられます。
また、側圧が少し強いと言いましたが、その分、ノイキャン効果を高めてくれる効果や、音楽に没入できるという強味があるという意味にもなるので、決して悪いことばかりではありません。
さすがに、人気のヘッドホンを出したEarFunだけに、音質から装着感まで安定していて、EarFunのさらなる進化、もとい、ハイエンドモデルの登場が非常に楽しみになってきました。
EarFun Tune Proのその他の機能
EarFun Tune Proにはその他にも、人気のマルチポイント接続にも対応しています。
テレワーク環境で、音楽を聞きながら会社からの電話に出るタイプの方など、用途は幅広いので、マルチポイント機能はついているに越したことのない機能です。
EarFun Tune Proの口コミ・評判をレビュー♪
EarFun Tune Proの口コミ、評判をご紹介します。
内箱はチープでケースは付属していないが、本体はチープさもなくクッションはWH1000XM4のと材質が似ており、私は頭大きめ（61cm）の眼鏡ですが着け心地は悪くない。長時間着けていてもしんどくならない。
音の質・解像度は価格相応よりちょい上くらいか（A社Q35比）。この価格でデュアルドライバー搭載。中高域とは別に低域がよく鳴る、頭の中で響く。ただ、曲によっては低域が浮いて聴こえる場合あり。
アプリの適応イコライザでパーソナライズできる。音の迫力は少し落ちるような気がするが耳には良いのだろう。ノイズキャンセリングは、ディープANCモードでエアコンの風音や室外機の音はほぼ消える。車のロードノイズや話し声のカットはWH1000XM4より少し劣るくらい。ホワイトノイズのようなものは聴こえてこない。
風ノイズキャンセリングモードはヘッドホンに当たる不快な風切音はほぼ消してくれる。
外を散歩する時など、車のロードノイズか風切音のどちらをカットするかモードを選ばなければならないのは不便。両方カットできるモードは技術的に無理なのかな？
電車にはめったに乗らないのでノーチェックです。音の良し悪しは人それぞれ千差万別で実際に自分で聞いてみないと判断は難しいですね。同価格帯のA社Q35には音質や全然効かないノイキャンにガッカリさせられたが、Tune Proには満足です。評価は価格も考慮して星5に近い星4！
引用元：Amazon”EarFun Tune Pro”レビューより
こちらのレビュアーさんは、Ankerのエントリーモデルヘッドホンと比較されていますが、音作りはEarFunの方が上だと思っています。
ただ、Ankerが最近出した3万円前後のハイエンドヘッドホンだけ別次元に感じているので、それ以外のSpace Oneなどと比べると、EarFun Tune Proの方が圧倒的にコスパが良く、品質も劣りません。
唯一の欠点ともいえるのが、ハイレゾワイヤレスに対応していない点ですね。
次回作では、ハイレゾワイヤレス対応の後継機を出していただけると一ファンとしては非常に嬉しいです。
音は普通です。ノイキャンも普通です。感動は無いです。牛丼で例えたら並です。が失望感も無いです。
earpro3 4も持ってます。同じアプリなので使い方が同じなので使い勝手が良いです。
服で言ったらユニクロです。悪くない。
BOSEヘッドホンとSONYの高額イヤホン持ってますが値段に見合ったパフォーマンスはearfanのが上だと思います。
このメーカーは個人的に大好きです。
引用元：Amazon”EarFun Tune Pro”レビューより
こちらのレビュアーさんは淡々とレビューされていますが、星5をつけていました。
ただ、この表現が私にもとてもしっくりくる表現で、イヤホンやヘッドホンメーカーはここ数年でかなりの数出てきましたが、普通に良い音をそこそこのお値段で探しているのであれば、EarFunを買っておけば間違いない、と思えます。
それが、とりあえず一通りの服を選ぶならユニクロ、とか、とりあえず失敗しない昼食にしたければ吉野家の牛丼にしとくか、といったのと同じ位置づけにいるように感じます。
実際、EarFunの各イヤホンやヘッドホンは、まだハイエンドモデルを出していません。
どれもローエンドからミドル価格帯の前半に位置づけられる高コスパモデルしか出していないんです。
同業他社でコスパ重視のメーカーがありますが、そちらは昨年、1万円台中ごろの、同社にとってのハイエンドモデルを出していました。
一ファンとしては、EarFunがいつハイエンドモデル相当の音質超重視型、またはBOSEやソニーを超えるノイキャン超重視型といった、とがった一台を出してくれるのではと楽しみにしています。
ちなみに、ソニーやBOSEのハイエンドヘッドホンは1台で5万円前後します。
ですが、普段音楽を聴くだけなら、語弊があるかもしれませんが、ヘッドホンを消耗品と思えるのなら、EarFun Tune Proは全然ありな一機です。
過去、5,000円前後のヘッドホンを使ってきましたが、メーカーごとに音が違いすぎて好きな音質のヘッドホンに辿りつけなかったことがありました。
ですが、EarFun Tune Proは癖も少なく、比較的万人受けすると思われるモデルのため、EarFun Tune Proを基準にすることをおすすめします。
そのうえで、もっと低音がほしいと思えばBOSEに挑戦してみるのも良いですし、高音域にもっと透明感がほしいと思えばソニーのハイエンドモデルを選ぶこともできます。
ただ、ヘッドホンに数万なんて出す価値がわからないという方も一定数いるので、その方に全力でおすすめするなら、今はEarFun Tune Pro一択です。
【実機】EarFun Tune Proヘッドホンレビューと評判♪コスパお化けヘッドホンがパワーアップして再登場♪まとめ
今回は、EarFun Tune Proヘッドホンを実機レビューしました。
EarFunがイヤホンを出したての頃からレビューさせて頂いていますが、各機種ごとに個性があって、しかも着実に音質がレベルアップしていくのが分かるんです。
これは、イヤホンのレビューブログをやらせていただいていて醍醐味の一つにもなっているのですが、EarFun程に音質が劇的に向上しつつ、価格を据え置いているメーカーを他に知りません。
EarFun Tune Proはハイレゾワイヤレスにこそ非対応なものの、iPhoneしか持ってないよという方には、そもそもハイレゾは意味をなしません。
そういう意味では、iPhoneユーザーにこそ、EarFun Tune Proを使っていただきたいと思います。
ノイキャンも想像以上にしっかり利いていますし、バッテリーもちも異常なほどもちます。
私は現在、勉強に集中することが多くなったので、静寂な環境を作るためにノイキャンを利かせながら音楽なしで装着することもあるのですが、それにも最適な一台でした。
つまり、勉強用にノイキャンを利かせるためだけのヘッドホンとしても優秀です。
もちろん、EarFun Tune Proで音楽を楽しんで欲しいのですが、EarFun Tune Proが優秀なので使い道がたくさんあるということです。
今回のレビューのお話を頂いたのが昨年末だったので、とても良いクリスマスプレゼントを頂いた気分になりました。
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