今人気のスマートウォッチにCOROS(カロス)というメーカーがあります。
COROSとは一体どこの国のメーカー・会社なのでしょうか。
COROSがどこの国のメーカーなのか調査するとともに、COROSの一番人気ともいえるCOROS PACE 3をレビューします。
COROS(カロス)はどこの国の会社?
COROSは現在は中国で研究開発と生産を行っていますが、誕生はアメリカです。
経緯は不明ですが、状況からして、中国企業に買収されたのかもしれません。
スマートウォッチ分野では、中国勢が凄く、ブランドとしては良いブランドです。
ちなみに、Amazonの直営ストアはなぜか香港の会社が行っています。
COROS PACE 3の特徴をレビュー♪
それでは、COROS PACE 3の特徴をレビューしていきます。
COROS PACE 3は超軽量モデル
COROS PACE 3はランニング用に特化した超軽量モデルです。
そのため、前作のPACE2と比べてさらに軽量化することに成功しました。
シリコンバンド装着時で39gという超軽量モデルで、ナイロンバンド装着時では30gしかありません。
この軽量さはカジュアルタイプのスマートウォッチにはありましたが、スポーツモデルではあまり見かけないタイプです。
妥協のない軽量化にCOROSのメーカーとしての強みが見て取れますね。
さらに、技術的な側面も向上していて、高性能なチップで精度の高いデータを取得します。
トレーニングだけでなく回復という観点からもログをトラッキングしてくれるので、ランニングの練習スケジュールを立てるのにも役立ちます。
COROS PACE 3はロングバッテリー搭載モデル
アップルウォッチや他のメーカーでも、バッテリーもちの悪さが際立つモデルもあります。
その分、生体系のログを取るのに秀でているので、スマートウォッチに何を求めるかがポイントになってきます。
COROS PACE 3はCOROS PACE 2よりもさらにロングバッテリー化しているのが特徴です。
フルGPS連続可動で38時間、日常使用だと、なんと17日間もバッテリーがもつんですよ。
GPS連続稼働時間がちょっと物足りない気もしますが、COROS PACE 3の本体重量を考えると、どこにそんな余力を持ったバッテリーを積んでいるのか疑問に思います。
この連続稼働時間はもちろん、通知設定や各種設定、今後の機能の追加、ウォッチフェイスの点灯時間によって変動する点はご注意ください。
少なくとも、ヘビーにランニングのトレーニングを積むようなプロやセミプロの方なら2・3日に1回の充電が必要になりますが、ライトなジョギング程度であれば半月ほどは持ちそうです。
少なくとも、10日間前後は持つと過程すると、かなりのロングバッテリーです。
これでスポーツモデルというのですから、色々なスマートウォッチを触ってきた私としては驚きを隠せません。
COROS PACE 3は記録・分析機能がスゴイ!
COROS PACE 3のスゴイところはGPS機能と独自の心拍数分析アルゴリズムにあります。
まず、GPS機能は次世代のGPSである二周波数衛星チップを搭載。
従来は一つのGPSしかキャッチできなかったのですが、これを二周波に増加したことで、測位システムの精度向上がなされました。
特に、東京の都心部のようにビルら乱立する密集地帯では、GPSは迷子になりがちです。
ですが、一周波と比べると二周波モデルは測位レベルが上がっていることから、ビルの乱立している地域でも、かなりの精度で測位することが可能になっています。
さらに、ルートナビ機能も搭載していて、COROSの専用アプリからルートページで目的地を設定し、自分好みのコースを作成することができるんです。
事前にコースを作れる点が良いですね。
そして、COROS PACE 3と同期させることができるので、変な話、初めてのコースを走っていて迷子になる心配がありません。
さらに、バーチャルペーサーという機能がランモードまたはトラックランモードで使用可能です。
このバーチャルペーサーで目標の走行距離とペースを設定すると遅れが生じた場合などにアラートでお知らせしてくれます。
ランニングにおいてペース配分が非常に大切になってきますが、ペースを上げて自分を追い込むことも重要です。
COROS PACE 3を使えば、いわば、仮想敵を作り出すことができ、自分を効率的に追い込むことができます。
次に、COROS PACE 3は高精度の心拍数測定システムを持っています。
単に心拍測定をしてくれるだけでなく、睡眠ログまで取得してくれる機能性を持っています。
睡眠はトレーニングで消耗した体力や筋力を回復してくれる重要なトレーニング的要素です。
COROS PACE 3では、次世代光学式心拍センサーを搭載しており、5つのLEDライト、4つの光検出器で高精度のデータを手首からしっかり取得してくれます。
睡眠ログは通常の睡眠だけでなく、仮眠ログも取ることができます。
仮眠を取るときは、ツールボックスから仮眠を選択してあげる必要がある点が、ちょっと面倒ではありますね。
COROS PACE 3のアクティビティモード
COROS PACE 3のアクティビティモードは20種類以上に対応しています。
COROS PACE 3はどちらかというと、ランナー専用スマートウォッチという色彩の強いスマートウォッチです。
通常のスマートウォッチメーカーが100種類以上のアクティビティに対応していることを考えると、ちょっと少ない気がしますよね。
ですが、COROS PACE 3をメインで買われる方は、やはりランナーが多いということを考えると、使う頻度の高いアクティビティに絞って搭載しているのでしょう。
COROS PACE 3ではランニング以外にも、バイク、スイム、筋トレやトレイルランニング、ハイキング、スキーといったモードにも対応しています。
COROS PACE 3のギア管理機能
COROS PACE 3にはギア管理機能があります。
ギア、つまりシューズなどの消耗品のことですね。
自転車なら、シューズだけでなく、自転車のメンテナンス時期なんかも教えてくれます。
ランナーだと、ランニングシューズの消耗が意外と早く、どのタイミングで買い換えるか悩ましいところだと思います。
頻繁に買い換えるにしても、上位モデルのランニングシューズは結構なお値段がしますし、買い換えるきっかけが欲しいところです。
COROS PACE 3のギア管理機能があれば、そのきっかけに一役買ってくれますよ。
COROS PACE 3の防水性能
COROS PACE 3の防水性能は5ATM防水あります。
5ATM防水というレベルは、流水で洗うことができるくらいの気密性を持っています。
私も過去に、スポーツモデルではないものの5ATM防水仕様のスマートウォッチを流水で洗っていましたが、その後も全く問題なく使えていました。
ランニングが終わった後に、流水で洗えると衛生的で良いですよね。
過去に上位の10ATM相当で流水洗いをした際の動画を撮影したので掲載しておきます。
5ATMでも流水洗いは問題ありません。
COROS PACE 3は外部アプリ連携が可能
COROS PACE 3はアディダスランニングなどの外部アプリと連携が可能です。
最近のスポーツ系スマートウォッチは外部連携が当たり前のようになってきました。
連携できる外部アプリは
・Strava
・Training Peaks
・adidas Running
・Stryd
・Runtrip
・Nike Run Club
です。
COROS PACE 3の口コミ、評判をレビュー♪
それでは、COROS PACE 3の口コミ、評判をレビューします。
他の方も仰っていると思いますが、この値段でこの機能はコスパ最強だと思います。
以前GARMINのスマートウォッチを使っていたのですが、タッチ決済の機能がついてるかどうか以外はあまり変わらない気がします。充電持ちはGARMINの機種にもよりますが、多少GARMINの方がいいような気がしました。カロスでも十分長持ちだと思いますが。あと、音楽をパソコンからしか入れられないのは残念だなと思います。自分はランニングやロードに乗る時はスマホを持ち歩く派なのであまり不便は感じませんでしたが、持ち歩かないで音楽を聴く方は注意してください。
デザインはシンプルで飽きがこないと自分は思っていて、とても気に入っています。サイクルコンピュータのDURAもそのうち購入しようと思ってます。
引用元:Amazon”COROS PACE 3”レビューより
ランナー機能という面ではコスパ最強に同意したいと思います。
特に軽くて性能が高くて多機能なスポーツモデルという意味ではCOROSはベストです。
他方で、Amazfit T-Rex 3というアウトドアモデルも様々なトラッキング機能や高精度なGPS機能を持っていますし、Mobvoiから出ている、TicWatch Atlasも同様にコスパと性能、そしてデザインも優秀です。
この中だと、TicWatch Atlasが最安となるものの、TicWatch Atlasはandroidスマホにしか対応していないというデメリットがあるため、iPhoneユーザーの選択肢から外れてしまいます。
逆にandroidユーザーであれば、TicWatch Atlasも選択肢に入れて良いでしょう。
次に、Amazfit T-Rex 3はCOROS PACE 3よりも多機能なんですが、スポーツ指向というより、Amazfit自体が健康志向に寄っているのと、お値段が1万円近く上がってしまうという点で選びにくいかなと思ってしまいます。
どれも良機なので、COROS PACE 3一択でないのならAmazfitとTicWatchも選択肢に入れてみて頂きたいですし、逆にもうCOROS PACE 3一択しかない、というのであれば、スポーツモデルに特化しているCOROS PACE 3を選ぶのが無難です。
ガーミンのランニングウォッチからの乗り換えです。
まず驚いたのはGPSの信号取得の速さと精度の高さです。
以前は衛星捕捉まで1〜2分待つ必要がありましたが、この製品の場合、数秒で受信し、すぐ走り出すことができます。
軽く、バッテリーのもちも良いので毎日24時間着けていても気になりません。
心拍計や睡眠計も便利で重宝しています。
COROSというメーカーは知りませんでしたが、買って良かったです。
引用元:Amazon”COROS PACE 3”レビューより
GPS搭載型ならどれも一緒だろうと思われがちですが、GPS精度だけをとってもメーカーや機種により大分異なります。
例えば、先ほどのTicWatch AtlasはGPS精度は高いものの、測位までに1分前後かかる印象です。
もう一つのAmazfit T-Rex 3はGPSの測位精度は同格かTicWatch以上ですが、測位スピードは数秒から数十秒とかなり早いです。
COROS PACE 3とどっちが早いのかといわれると比べ難いぐらいの早さを持っています。
ただ、Amazfit T-Rex 3はアウトドアスタイルのため、重量が60g近くあるモデルなので、とにかく軽量化を目指しているランナー向けという意味では、やはりCOROS PACE 3の方に軍配が上がります。
その他、日常生活での健康指標の測定や睡眠質のトラッキングなど、普段使いも総合して判断すると、個人的にはAmazfit T-Rex 3の方が良いのかなと思わないわけではありません。
後はデザイン面が決め手でしょうか。
Amazfit T-Rex 3はミリタリーちっくな雰囲気も併せ持ったアウトドアモデルなのに対してCOROS PACE 3にはスピーディーな印象を受けました。
デザインコンセプトが真逆のように感じられます。
COROS PACE 3はどこで売ってる??
COROS PACE 3はリアル店舗でも販売していますが、全国展開ではなく限られた店舗でしか販売されていません。
主に、Amazonや楽天といったECサイトでの取り扱いとなります。
COROS PACE 3への音楽の入れ方
COROS PACE 3には音楽を内臓させることが可能です。
COROS PACE 3に音楽を入れるには、PCが必要になるのと、音楽のフォーマットがMP3でないといけません。
MP3の音楽ファイルを用意したうえで、COROS PACE 3専用のUSBケーブルを接続し、パソコン側に表示されているCOROS PACE 3フォルダに音楽を格納してあげればOKです。
容量の関係上、MP3でないと厳しいのでしょうね。
COROS PACE 3で登山はできる?
COROS PACE 3には登山モードに非対応となっています。
おそらくPACEシリーズはランナー向けモデルのため、省かれている機能と思われます。
同じく、COROS PACE 2、COROS PACE PROも非対応モデルです。
Amazfit T-Rex 3であれば、登山にも対応しています。
Amazfit T-Rex 3には、標高やコンパスモードもありますし、バッテリーもちもCOROS PACE 3以上あるので、登山家向けに最適なスマートウォッチですよ。
COROS(カロス)スマートウォッチはどこの国の会社?COROS PACE 3の口コミ、評判をレビュー♪まとめ
今回は、COROS PACE 3をレビューするとともに、COROSがどこの国のスマートウォッチメーカーかを調査しました。
COROSの発祥は米国なものの、現在では中国に拠点を移しているようです。
Amazonでの発売元は香港の会社でした。
一つ考えられるシナリオとしては中国系・香港系ファンドやメーカーに買収された可能性があるということでしょうか。
とはいえ、COROS PACE 3の軽さ、GPSとの接続のスピードにおいては一目置くものがあるので、ランナーやジョガーの方にとっては、COROS PACE 3は必見のアイテムです。